ソフトバンクが29日に発表会を行い、新しい料金プランを発表しました。
ここのところこの人や
(菅官房長官Twitterで話題の画像)
その前はこの人
(高市前総務大臣-公式サイトより)
がいろいろ言ってくれたおかげで携帯電話業界は大混乱なわけですが
この発表会でもそれがものすごく顕著に出てました。
そして今回も安定の
という、もはや詐欺レベルの契約パターンばかりだったので、より現実的な解説しようと思います。
(ソフトバンク公式サイトより)
まず今回の目玉は「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」。
最近ソフトバンクは「モンスター」というネーミングがお気に入りなようだが、まさに今回は中身も「モンスター」でした。
ウルトラギガモンスター+
この「ウルトラギガモンスター+」、50GBのパケットが使えるプランだったのだがさらにプラスでカウントフリーが大手キャリアで初対応。
「YouTube」とか「LINE」を使ってもパケットを消費しなくなったのが特徴だ。
ミニモンスター
そして「ミニモンスター」。
これまでもソフトバンクには「おてがるプラン」というauのピタットプランのぱくr…もといオマージュしたプランで、月々使っただけ料金を支払うといったものがあったのだが。
今回はこれをバージョンアップして最大3GBだったのが最大50GBまで増量された。
普段はwifiがあってあまりパケット使わないけど、時々大量にパケット使う月があるっていう人にはオススメといえる。
基本料金の見直しも
そして、基本料金も刷新された。
最近はやたらと「5分かけ放題」や「完全かけ放題」とかいうのをほぼ強制的に契約させられていた。
だが、これからはすべて「通話基本プラン」を1500円で契約したうえで、「準定額・定額オプション」といういままでの「かけ放題」をつけたければつける形に変更された。
割引もわかりやすく
割引もさらにわかりやすく簡単になった。
- とりあえず契約してから1年間は1000円値引き。わかりやすい。
- 自分含めて2人の家族がソフトバンクなら500円、3人なら1000円、4人以上なら2000円割引。わかりやすい。
- ソフトバンク光かソフトバンクエアーを使ってたら1000円割引。わかりやすい。
↓↓ ソフトバンクエアーについての記事はコチラ ↓↓

これらをトータルすると、家族全員がソフトバンクの4人世帯が「ウルトラギガモンスター+」を契約すれば一人当たり3480円で済む。かなり安い。
(ソフトバンク公式サイトよりウルトラギガモンスター+料金プランの画像)
やるじゃないか ソフトバンク。
と、ほめるだけほめておいて以下ダメ出し。
50GBは多すぎる件
50GBをひとりで使いきるとかよほどのヘビーユーザーだ。
私自身もかなり使っている方だと思うが、もろもろ端末全部含めてようやく1か月で120GBくらいしか使ってない。
おそらく4人家族の端末と同じくらいは持ってると思うので、4人がそれぞれ50GB契約したら合計で200GB になるが絶対に不要だ。
1年間割引とかいう闇
そして謎の1年間1000円割引。露骨にはじめだけ安くしている。
つまり2年契約の2年目は最低でも4480円ですよね本当にありがとうございます。
ちなみにおうち割光セットは2年間で終了するので更新月が過ぎたくらいで料金は5480円に変わる。
そもそも割引には条件がある
というかこの謎の1年間1000円割引、機種変なり新規で契約するなり、端末を買わないと適用されない。
しかしこのプランは端末を買ったときに値引きするといったものが一切ないので、バカみたいに高いiPhoneは全額自腹、もしくは端末回収前提で半額を払うかのどちらかになる。
つまり今ソフトバンク契約している人が端末そのままでこのプランに移行しようとしたら4480円からスタートになる。そして、端末を買ってしまっては元も子もない。
というかおうち割光セットも今すでに使ってたら、新しいプランに移行したからと言って2年間のカウントがリセットされるわけではないので、新しいプランが2年間の契約を終えるまでに割引は終了しているだろう。
やりすぎミニモンスター
ミニモンスターはもはや「低用量プランを出せ」という国の脅しに対する言い訳をしつつ、収益を下げないための苦肉の策。
(ソフトバンク公式サイトよりミニモンスター料金プランの画像)
- 5GBの次が50GBはさすがにやりすぎだろう……。
- 1GBの次が2GBなのはわかるが2000円もあがるのか。高いな。
- 家族割+も適用されないから安くする方法が少なすぎてどうしようもない。
- しかもおてがるプランよりやや値上がりしているからたちが悪い。
一番ひどいのは基本プラン
そして実は一番たちが悪いのは基本プラン。
ソフトバンクがiPhoneを売り始めて乗っていたころに出していたプランに「ホワイトプラン」というものがあるのだが、これが6月で新規受付終了となった。
これには通話定額がついていなかったので、そんなに通話しない人にはもってこいのプランだったのだが今回それが復活した。
(ソフトバンク公式サイトよりホワイトプラン i )
今回着目すべきなのは934円と300円の部分。合計すると1234円。
これが新しいプランで言うところの「通話基本プラン」にあたる。
通話基本プランとホワイトプランのこの部分は内容としてはほぼ変わらない。
しかし通話基本プランの月額料金は…
(ソフトバンク公式サイトより通話基本プラン)
そしてホワイトプランにはなぜか「ソフトバンク同士の通話なら1時から21時までは無料」というよくわからない特典があったのだが、それも通話基本プランにはなくなってしまっているので値上がりした挙句無料通話もなくなったということになる。
以上、やはりクソフトバンクでした。
会見で「3割ぐらい安くなった」と言ってたが「端末買わないと付かない割引」と「端末代金を取り除いた料金」を並べてほら安くなったと言っているに過ぎない。
国の圧力に対してがんばろうという姿勢はわかるがやり方を考えるべきなのではないだろうか。
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