「ねえ Alexa、部屋の明かりをつけて」
「OK Google、YouTubeでHIKAKINの動画を流して」
「Hey Siri、10分後にタイマー」
声ひとつであらゆる操作が可能、そう、スマートスピーカーならね。
最近アマゾンのCMで、お父さんと子供がお母さんの誕生日サプライズをするという感じの心温まる家族の素晴らしい情景を描いたものがあるが、その中心に存在しているアイテムがAmazonEchoだ。
AmazonEchoとはAmazonが開発したAIアシスタントの「Alexa」を搭載したスマートスピーカー。
はじめは販売方法がアマゾンからの招待制だったりして、そこまで普及しているイメージはなかったが、TVCMの効果やサイバーマンデーセールのためかじわじわと話題になっている。
もくじ
スマートスピーカーというやつ
このEchoに搭載されているAlexaのようなAIアシスタントを搭載したスピーカーのことをスマートスピーカーと呼び、対応した製品、部屋の灯りやエアコン、ポットなどを声一つで操作することができる。
また、このようにスマートスピーカーに対応した製品や、同じくAIを搭載したデバイスをスマートデバイスと呼ぶ。
なお広義的に捉えれば、スマートフォンなどもスマートデバイスの一つと言えるよ!
また、このようにインターネットに接続して一元的に管理できる機器のことを「IoT機器」とも呼ばれる。
これまで、Iot機器はスマートフォンやPC、タブレットを使って制御をする必要があった。だが、スマートスピーカーはこれらに変わって「声」でコントロールすることが可能になる。
と、長い長い堅苦しいIoTやらスマートスピーカーの説明はこれまでにして、Echo以外にもスマートスピーカーはある。
スマートスピーカーの種類
現状存在するスマートスピーカーは以下の4種類だ。
- Amazon の Echo
- Google の GoogleHome
- LINE の Clova
- Apple の HomePod
AIアシスタントに本気注ぎすぎてスピーカーがショボい
AIアシスタントとは、このスマートスピーカーの核になる部分。パソコンで言うOSにあたる。
このAIアシスタントは声で操作をするわけだが、言語の中でも日本語は文法や単語、訛りなどの面からAIが理解するには難しい特殊な言語とまで言われている。
だからAIアシスタントを日本語に対応させるのは他の英語などに比べて後回しになることが多い。だが、そのせいでAIアシスタントの部分は常に進化をしており、発音なども優秀なのだ。
しかし…
響きすぎる低音
EchoとGoogleHomeは価格が大体1万円台前半。
この二つの共通して欠点なのが低音が響きすぎることだ。もちろん音質の良し悪しは自分の好みが多いに関係するが、それにしたって低音が響きすぎるのだ。
低音が響くと何が困るかというと隣の部屋の人に迷惑なのだ。
重低音をスピーカーから発すると壁を通り抜けて隣の部屋に聞こえてしまう。一軒家ならそんなに問題ないかもしれないが、マンションなどの共同住宅ではかなりの大問題で近所トラブルの原因になるのである。
ちなみにこれは解決策がある。
イコライザーという解決策
EchoとGoogleHomeには、それを初期設定や細かく制御するための専用アプリが存在する。これらのアプリを通じて「イコライザー」を調節すれば好みの音に変えることが可能だ。
再生する音楽の周波数ごとに音量の調整ができる機能のこと。
要するに、低音だけ小さくしたり、高音だけ大きくしたりできるよ。
しかし、著者は思ってしまったのだ。
そして著者はソニー信者だ。著者はヨドバシカメラへ向かった。きっとあそこならあるだろうと思って。
GoogleアシスタントとAlexaは他のメーカーのものもある
さすがはヨドバシカメラ、思った通りのものがあった。SONYから発売されているスマートスピーカー「LF-S50G」。
ある意味こういう型番だけしかなく、わかりやすい名前がないから売れないんだよと思ったのはさておき、とりあえず感動した。
著者は本当に半ばスマートスピーカーに失望していたのだ。
著者はもともとGoogleHomeが発売された当初から使っていた。そしてスピーカーなのに音質が悪いことに苛立ちを感じていた。
重低音がそっとメインの戦慄を支えていた。著者の好きなアニソンを最も心地よいサウンドで脳まで届けてくれたのだ。
だが、そこでまた別のことに気づいてしまった。
いわゆるポップスだからこの音質の出し方はいいけれど、クラシックやジャズだったらまた話は変わるのだろう、あるいは曲ではなく音声を聞き取りやすくするということになればなおさらのことだ。
だからこそ、GoogleアシスタントとAlexaは他のメーカーにも提供されているわけだ。
GoogleHomeやEchoの音質が悪くて納得がいかなくても、AIに納得してもらえれば、同じAIで別の機種に乗り換えてくれるだろうという戦略なのだ。
となれば、最終的にこのスマートスピーカーを選ぶ基準になるのは、やはりAIアシスタントの性能ということになる。
GoogleアシスタントはGoogle HomeのAIアシスタント、
AlexaはAmazon EchoのAIアシスタントだよ!
AIアシスタントの性能で見るべきポイント
あくまでこれは日本語を使う環境での話だ。
先にも述べたが日本語は難解複雑だ。そもそもAIが聴き取れなければ話にならない。
その点において優位なのは明らかにGoogleアシスタントだ。ユーザーが何度も話すことでAIが理解をしてくれるようになる、著者の関西弁も何度も話すうちに理解してくれるようになった。
なのでAlexaも相当に優秀だが、例えば「◯◯の曲を再生して」といった場合、明らかに思った曲が再生されるのはGoogleアシスタントなのだ。
が、それでも著者はAlexaの方が良いと思う。それは著者が直感的に感じた「何ができるのかがわかりやすい」ということだ。
スマートスピーカーは色々なことが出来るし、その全てを音声で操作できるのだが、具体的に何ができるのかは少しわかりにくい。
また、詳細なことを設定するにはスマホが必要だ。そしてAlexaには「スキル」というものが存在する。これはスマホでいうところのアプリにあたる。
この「スキル」はアプリストアのようなところから探してから、Echoなどで使えるようにする。
Googleアシスタントも「Action on Google」という、この「スキル」とほとんど同じ機能がありAlexa対抗しているが、使いやすさや完成度の面で、より先に公開していたAlexaの「スキル」には現状で勝ち目がない。
結論:Alexaが最高。
はっきり言って、スマートスピーカーはどれも一緒だ。Androidを使っていたりすれば、GoogleHomeを選んだらいいし、Amazonをよく使うならAlexaでいいと思う。ただ一つ決定的に言えることがある。
有料サービスに課金しているところにするのが良い
スマートスピーカーで音楽を聴くには、割とどのスマートスピーカーでも有料の聴き放題サービスに登録している必要があったりする。
GoogleならGooglePlayMusic、AmazonならAmazonPrimeといった感じに。
これらの有料オプションがあるかないかで非常に使い勝手が変わる。
というより、これらのサービスに課金するよう誘導するためにスマートスピーカーは破格の値段設定で販売しているのだろう。
これから部屋の明かりや冷蔵庫、掃除機からありとあらゆるものがインターネットに繋がる時代になる。その中心にスマートスピーカーがあると生活はワンステップ楽しいものになるのかもしれない。
来春には中国で発売されるらしいから、近々来るんじゃなかろうか?
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