どうもこんにちわ、顔デカ太郎(@airinybsg)です。
いきなりですが、平成って今日で終わる…とか思っていないだろうか。
はい、そう思っているアナタは情報弱者。次の4月30日までは平成のままですー。
一般参賀ってなんぞや
「一般参賀」とは天皇皇后両陛下を始め皇族の方々が一堂にお出でになるイベントだ。
基本的にこれは国民が天皇陛下を見ることのできる唯一の機会だ。もちろん文化勲章をもらったり色々なことで拝謁賜ることもあるけど、そんなこと余程のことがなければありえない。
一般参賀は正月と天皇誕生日の2日行われ、今の天皇誕生日はたまたま12月23日だけど次の天皇の時には2月23日が天皇誕生日になるよ。
ちなみに昭和天皇の誕生日は今の昭和の日にあたるけど政府は当面の間今の天皇誕生日を今後「平成の日」とはしない方針だ。
一般参賀のすごいところ
一般参賀は東京駅からまっすぐ前にある皇居の東庭に通されて、皇族の方々は長和殿という建物のベランダからお見えになる。
ただもちろん普段この皇居は開放されておらず、入るためには一旦外でいわゆる「待機列」に並ぶ必要がある。この待機列から色々なものが見られるのだ。
警察関係者がスゴイ
「踊る大捜査線」を見たことがあるだろうか。
あれに出てくる管理官が軒並み黒いロングのコートを羽織っているのだが、ドラマの中だけの話だと思っていたら実際にいる。しかも一人二人ではなく大勢いるのだ。
確かに警視庁・警察庁は桜田門の目と鼻の先にあるが、もうその集団が「いかにも偉い人ですよ」というオーラを放っていて、実際著者は中学2年の時に母親と叔母とともに行ったのだが何故かこの2人が警察関係者を見てテンション上がりまくりだったのをよく覚えている。
また基本的に皇居の外を警備するのは警視庁だが皇居の中を警備するのは皇宮警察の仕事でちょっと制服などが異なる。あまりこれも普段見る機会はないものだ。
また彼らは非常に統率が取れていて、心なしかイケメン(?)というか頼り甲斐のある方が多い印象だった。
警察庁の中で特別に選ばれた者たちで構成されているよ。
右翼団体がスゴイ
日本の政治思想において「左翼は天皇制に反対」「右翼は天皇制に賛成」している。簡単に言えば天皇陛下万歳と言っていればそれは右翼なんだろうと言ったところだ。
で、その右翼の方たちなのだがもちろん万歳三唱するくらいなのだから一般参賀にも参加する。ただ別にあの街宣車で乗り込んでくるとか皇居周辺が街宣車まみれといったことは流石にない。
一般参賀について報じるニュースなどで、よくベランダにお見えになった陛下に日の丸を振っているシーンがあると思うがあれは右翼団体が用意したものだ。間違っても宮内庁はそんなものを用意してくれとかお願いすることはないし、宮内庁自身が用意することもない。
また右翼団体の人たちの礼儀の良さというか整列具合は半端ではない。彼らは天皇陛下に対して敬意を払い、また失礼があってはならないという思想から来る「とことんまで追求した整頓具合」はもう見て見なければわからない。
とまぁメインの天皇陛下や皇族の方々ではない方面をお送りしたが、ようやく本題に入ろう。
象徴天皇という存在
日本では終戦後、それまで現人神であった天皇を「人間」として扱い、荒れ果てた国土国民を復興していくための「象徴」として再スタートをしました。
今の天皇陛下は初めて最初から最後まで「人間」として責務を全うする新しい「天皇」です。
ただ統合の象徴といってもはっきり言ってピンときません。正直著者もその一人だった。というか著者はむしろガチガチの天皇制廃止論者だった。
ただ「叔母の大学時代の恩師が美智子皇后の友人」というちょっとよくわからない接点から半強制的に一般参賀に連れていかれた。そして何かよくわからない(このサイトで根拠のないオカルトをいうのはこれが最初で最後にしたい)パワーを感じた。
天皇ってスゴイんやなぁと。帰る頃には完全にただのファンになっていた。
とにかく今の天皇陛下はスゴイ
著者にはホント語彙力がないのだなぁと痛感するがスゴイ。10歳の頃に戦争激化で疎開、そして終戦を迎えられる。疎開の最中に侍従武官より戦局の説明を受け、日本の劣勢に気づき武官をたじらせたという逸話があるほど聡明だ。
また陛下は魚類学者としても高名で、ハゼの分類に関しての研究は国際的な評価も得ているところだ。
著者は今の天皇陛下は非常に自由で人間的なお方だと思っている。学生時代には有名な銀プラ事件を起こし、皇后との出逢いも軽井沢でのテニスからという、これまでの天皇や皇族とはかなり違ったより国民に寄り添った生涯を送ってこられた。
また子育てにも積極的だったとされ、ペットを誤って溺死させてしまった秋篠宮さまに対して、そのまま池に秋篠宮さま放り込んだというアグレッシブさ満載のエピソードがある。
思春期に戦争を経験された陛下は、これまでさまざまな形でその御霊や遺族を慰霊する活動をされてきました。
一つにはよく政治家が参拝して話題になる靖国もあるが意外と話題に上がらないがいわゆる「無名戦没者」(姓名など個人を特定することができなかったり引き取り手のいない遺骨など)を祀る千鳥ヶ淵墓苑にも訪れられている。
それ以外にも災害が起こると時には首相よりも先に被災者の元へ行き、言葉を交わしそして国民を癒してくださいます。
そんな今上天皇を見れるのはこれがラストかもしれない。
記事のまとめ
来年の一般参賀は新しい天皇が即位するため、今の陛下を見ることができるのはこれがラストチャンスかもしれない。
決して著者は民族主義でも右翼でもないが、一度ほんとうに「天皇陛下を見るためだけ」に一般参賀に行って欲しいと思っている。
なぜかはわからないが価値観が恐ろしく変わる。一般参賀とはそんな空間なのだ。
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