はいどーも。顔デカ太郎(@airinybsg)です!
今日は格安SIMの話をしたいと思う。
さて「格安SIM」というサービスが有名になりだして5年が経過した。この5年間で格安SIMはいろいろと変わって来た。
はじめは電話も出来ずSMSも送れず、というか常に低速通信で3Gよりも遅い速度の代わりに料金が安いだけのものだった。
DTIという会社が低速通信よりはちょっと速い速度で他社よりはちょっと高いくらいの料金で使い放題というサービスをやっていた。
それが高速通信が使えるようになり、SMSが使えるようになってLINEの登録ができるようになり、最終的には電話もできるようになった。
というのはさておき、そろそろいい加減「格安SIMを契約するならどこがオススメなんだよ」って散々聞かれたため今日は著者オススメの格安SIMをあらかじめ絞った上で解説しよう。
もくじ
今契約すべき格安SIMはここだ!
現在格安SIMサービスを提供している会社は数百社に登るとも言われるが、その中で一般の知名度を得ているのは一部のせいぜい20ブランドあるかどうかだろう。
また「BIC SIM」のようにビックカメラが販売しているだけで中身はIIJmioのサービスだったりするものも多い。
そのため自身がどこのサービスを使っているのか分かっていない人間もいるのではないかと思っている。
そして今回取り上げる格安SIMサービスは以下のものだ。
- IIJmio
- 楽天モバイル
- mineo
また個人的には料金設定もほかのサービスとはかなり異なる上に資本やリソース的関わりから格安SIMとは定義しずらいと思うが以下の2つに関しても取り扱う。
- UQモバイル
- Y!mobile
ひとまず今契約するならこの5つのうちのどれかだろう。
どうしてこの5つ以外は論外なのか
以前に「格安SIMほど名前詐欺なものはない」という記事でサービス継続のリスク(倒産)について述べた。
どういうことかというと、そもそも格安SIMの企業は基本的に赤字のものが多い。赤字だと何が問題かと言えば、当然だがサービスを存続させるには利益(黒字)を出す必要がある。
赤字が続いた場合は企業が倒産したりしてサービスの存続が不可能になり、他の格安SIMに買収されて合併、今自分が使っているサービスが急に他社のものに置き換わる…といった流れでユーザーが不利益を被るリスクがあるのだ。
そして格安SIMにおいてその利益を上げる目安、黒字化の目安が「100万回線」と言われているのだが、そこまで達しているのはごくわずかだ。今回取り上げているのはこの100万回線を突破しているものになる。
格安SIMではもはや古参「IIJmio」
著者も高校時代から契約していたIIJmio。格安SIMの黎明期からサービスをはじめており、他の格安SIMサービスのように積極的な広告をそこまでしていないが「格安SIMといえばIIJ」といえるレベルには知名度が高い。
サービス内容はもっともスタンダードな格安SIMといえる。
料金プランも通信量の選択肢が多すぎてわかりにくい…といったことはなく「3、6、9GB」と3種類のみでわかりやすい。
またスタンダードゆえに使いやすさは飛び抜けている。複数回線間でのパケットシェアが可能であったり、高速通信と低速通信とを簡単にアプリで切り替え可能であったり、新型iPhoneが発売されても間違いなく最速で動作確認をしてくれたり…。
現状一般のユーザーは使えないが、フルMVNOという次世代の格安SIMサービスも法人向けに提供を開始している。いずれ一般ユーザーにも普及するだろう。
自前の回線を持つ予定「楽天モバイル」
楽天市場でおなじみ楽天の格安SIMサービス、楽天モバイル。契約回線数はIIJよりも多い140万回線と言われている。
楽天のサービス(楽天カード、楽天市場)と合わせることで「楽天ポイント」がたまりやすくなっており、楽天ユーザーにオススメのサービスと言える。
取り扱っている端末の種類もスマホに限らずタブレットやルーター、それ以外のデバイスにも及んで非常に多い。
ただし2019年10月には自前の回線を持つキャリアとなることが決まっている。
これにはものすごく問題が山積みになっており、まず今はドコモとauの回線を使っているため日本全国をカバーしているが、自前の回線を持つとなると全国に基地局を設置する必要がある。
しかしそういった設備投資には年間「数千億円」規模で費用がかかり、楽天モバイルは10月のサービス開始までに全国に基地局が置けないために足りないサービスエリアではauの回線を使用することになっている。ただしこれも期間限定だ。
また現在はドコモの回線がメインだが、楽天自前の回線とauの回線を利用するようになると、これまでドコモ回線で使っていたユーザーは利用端末がせめてau回線に対応していなければ機種変更する必要が出てくるのだ。
とにかく今年の楽天モバイル、そしてこれからの楽天モバイルはとにかく先行きが不透明だ。著名なアナリストや専門家は楽天モバイルは失敗すると口を揃えている。
通信速度が安定している「mineo」
今最も勢いがある格安SIM。国内では唯一大手3キャリア全ての回線を取り扱っており独自のサービスが多く尖っている。
ユーザー同士の交流に使えるコミュニティサイトを作ったり、そこで運営もいろいろとコミュニケーションを取っているよりユーザーに近いサービスだ。
通信速度がよく問題になる格安SIMだが、mineoは定期的に公式サイトやブログにて計測結果を公開しており、またかなり頻繁に回線設備増強を行なっているため今回紹介する3つのサービスの中では最も通信速度が一定に保たれているのも特徴だ。
オススメはしないが情弱には「サブブランド」を勧める
正直「Y!mobile」と「UQモバイル」はソフトバンクとauのサブブランドと言わざる得ない。
また格安SIMと言っておきながら先ほど紹介した3サービスよりも普通に高い。挙げ句の果てにこいつらには大手キャリアと同じ「縛り」がある。
と情弱から言われそうだが「マジでちゃんとサイトを見ろ」と言いたい。
まず今回紹介しているサービスで「解約をすると違約金が取られる」のかというと、明確に違約金や契約解除料という名目でお金を取るサービスは楽天モバイルのみだ。
IIJmioでは利用開始月に解約すると違約金が12000円かかりそこから毎月1000円ずつ減っていって13ヶ月目以降からは手数料がかからないようになる。
またmineoでは音声SIMであっても解約の際に手数料は一切発生しない。ただ番号をそのまま他社で利用するために必要なMNP予約転出をする際は契約から1年以内であれば通常2160円の手数料に10260円が追加で発生する。
これに対して楽天モバイルは「スーパー放題」という割引サービスを使い、且つその割引額によって12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月と違約金が発生する期間が異なっている。その額も9800円がベースとなり24ヶ月の1年目は19800円、36ヶ月の1年目は29800円、2年目は19800円となっている。
ただしこれだけ違っていても格安SIMの会社で共通しているのが「一定期間経過すればそのあとはどのタイミングで解約しても手数料はかからない」ということだ。
はっきり言って大手キャリアの縛りの何が問題って「2年縛りが自動で更新され続けること」であって、すぐには解約できないという縛りそのものは利益を出す上で必要だ。
それで仮にも格安SIMのジャンルに含まれておきながら、Y!mobileとUQはこの悪しき自動更新が存在し、お決まりの「更新月以外での解約には違約金が発生します」との文言がある。
だが「店舗が多い」「通話定額が標準装備」などの面から、サブブランドはあまり詳しくない情弱が使うには使いやすいのではないだろうか。
オススメはできないが、詳しくないけどどうしても格安SIMで契約をしたいのであれば「Y!mobile」と「UQモバイル」をオススメしたいと思う。
記事のまとめ
というわけで今回は格安SIMについて解説をした。しかし結論は「今まで書いてきた文章」とは全く異なるので驚かないでほしい。
結論:タイトル詐欺だが格安SIMはオススメしない。
よく分からないけど格安SIMにしたいと思っている情弱諸君に聞きたいのだが、当たり前だが安いには安いなりの理由があるわけで、格安SIMがなぜ安いのかという理由を考えたことはあるだろうか?
格安SIMの企業曰く「格安SIMは大手キャリアのように店舗も少ないしCMも少ない、設備も借り物だから安い」と言っている。
だが「にゃんきゅっぱ」にしろ「ゆう、きゅう。」にしろ「あなたのスマホ、そのままで安くなる!」にしろ。
格安SIMが安い真の理由は「あらゆるサポートを排除する代わりに安い」というものなのだ。
格安SIMは回線を他社から借りて売っているわけで、当然端末によってはその回線が使えない可能性もあったりする。だから、よく調べもせずに格安SIMを契約すると「自分の端末では使えないなんて知らなかった」という状況が発生したりする。
それなのにいちいち「そんなん説明されてない」「金返せ」とか言っている情弱は大人しく大手キャリアを契約していろという話だ。
自分自身で調べられるような情報収集力のある人間、こんなサイトに訪れる必要のない情報強者だけに許された安さが「格安SIM」なのである。
ちなみに、国民生活センターという国の機関にまで、格安SIMについてこんなことが書かれている。
消費者へのアドバイス
- 自分の現在の利用状況を把握した上で、ホームページやパンフレット等で格安スマホ会社が提供しているサービスを確認しましょう
- 今まで使っていたスマートフォン等の端末を引き続き使えるかどうか確認しましょう
- 中古端末を購入する場合、「ネットワーク利用制限」対象の端末ではないか確認しましょう
- 格安スマホ会社の回線を利用するための手続きと、利用開始日を確認しましょう
- トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう
きちんと格安SIMのサイトには注意事項は書いている。というか契約時に注意事項は必ず読まなければならないのに勝手に読んでないのは利用者なのだから提供側に責任はない。
自分で情報収集ができないのに安さだけに目が眩んで安易に格安SIMを契約するな。そして文句を言うな。
「格安SIMがなぜダメなのか?」をもっと知りたい人はコチラ!

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