どーも、いつまでたっても東京進出できない男…
顔デカ太郎(@airinybsg)です。
都内を走る地下鉄の1つ、東京メトロの路線総延長は大手私鉄の中で第4位の長さを誇っている。
また東京にはもう一つ地下鉄が走っておりそれが都営地下鉄だ。
都内によく行く人ならわかると思うが、東京の中心部を移動するのにこの二つの地下鉄を抜きにするのは非常に困難だ。
なぜなら東京の中心部に地下鉄を除くと鉄道は山手線と中央線、そして都電荒川線が走るのみだからだ。
例えばJRのみで銀座から表参道に行こうとすると、わざわざ有楽町か新橋まで歩いて山手線に乗る必要があり、渋谷までトコトコ行ったあともひたすら歩くことになるよ!
というわけで東京都内を移動するには「地下鉄なしでは移動が出来ないレベル」で地下鉄は便利なのだ。
しかしいくら便利だからと言っても、旅行の時などに何回も乗っていたらその度にお金がかかってPASMOやICOCAのチャージが無くなってしまう。
今回は結構種類のある東京の地下鉄乗り放題きっぷの中でも、値段と使いやすさがダントツで高い「Tokyo Subway Ticket」を紹介しよう。
もくじ
乗り放題きっぷには種類が大量にある。
東京には地下鉄が2つあるおかげで東京メトロと都営からそれぞれ乗り放題きっぷが発売されている。
それぞれ「メトロだけ乗れる」「都営地下鉄だけ乗れる」などがあり、特徴や値段が違う。
東京メトロ24時間券(¥600)
最初に改札を通った時間から24時間、東京メトロ全線が乗り放題のきっぷ。
一般的に「1日乗車券」は使う日の始発から終電までというのがお決まりだが、これの特徴はなんといっても使い始めたタイミングから24時間有効だと言うところだ。
そのため例えば「夕方に東京に来て次の日の昼過ぎまで滞在する予定」の場合、一般的な一日乗車券を滞在期間中使うとなれば「2日分」のきっぷが必要だが、このきっぷであれば1回分で賄えるため非常にお得だ。
都営まるごときっぷ(¥700)
都営地下鉄と都電荒川線、日暮里舎人ライナー、都バスに1日乗り放題なきっぷ。
都営地下鉄のみ乗り放題の都営地下鉄ワンデーパス(¥500)も販売されているが販売期間が定められていて、土日祝日のみ利用できるため通年で発売されている都営地下鉄に乗り放題のきっぷはこれだけになる。
東京メトロ・都営地下鉄1日乗車券(¥900)
東京メトロと都営地下鉄に1日乗り放題のきっぷ。とりあえず観光にはこれがあれば不自由はない最強の一枚。
このきっぷと東京メトロ1日乗車券、都営地下鉄ワンデーパスはPASMOにきっぷの情報を乗せることができる。
磁気券が通る改札機よりもIC専用の改札の方がかなり多いためPASMOの方が便利である。
またほとんどの地下鉄は別の私鉄やJRに直通乗り入れしていることが多いので、PASMOであればそのまま改札を通っても残高から運賃が引かれるため乗り越し精算などをする必要がない。
またPASMOも記名式のみが利用でき、無記名のものや定期券の情報が書き込まれているもの、クレジットカード等に付帯しているPASMOは利用できない。
またこれらのきっぷは券売機で買える「当日券」と、定期券発売所などで買える「前売り券」がある。
そしてこの2つはきっぷそのものに違いがあり、券売機で購入すると普通の紙のきっぷで販売されるのだが前売り券だとプラスチックなどの比較的頑丈なものになる。
きっぷは乗り降りの回数が増えるとやはり劣化して曲がりやすく、最悪磁気が弱って使えなくなることもあるため前売り券を買うことをオススメする。
東京フリーきっぷ(¥1590)
東京メトロ、都営地下鉄、都バス、都電荒川線、日暮里舎人ライナー、23区内のJR線に1日乗り放題のきっぷ。
これがあれば山手線の内側の鉄道は全て乗り放題。
ただ「東京メトロ24時間券」を除いて、基本的に乗り放題きっぷは1泊以上の観光などには使い勝手が良くないのが現実だ。
使える範囲と値段、期間が無敵!Tokyo Subway Ticketって何?
「TokyoSubwayTicket」とは東京メトロと都営地下鉄が24時間、48時間、72時間乗り放題のきっぷ。
使えるエリアは東京メトロ・都営地下鉄1日乗車券と同じだが、使える期間が1日ではなく24時間単位ということ、そして値段が100円安い800円ということが違いとしてあげられる。
またこのきっぷだけの特徴として24時間以外にも48時間(¥1200)と72時間(¥1500)利用可能なものがあるため、連泊しても買い直す必要がなく値段もかなり抑えられているため非常におトクな1枚だ。
このきっぷの特徴は名前からしても察しがつくかもしれないが、基本的に東京に旅行へ来た外国人などに向けた商品だ。
そのため日本人は購入できる人が限られている。券売機や定期券発売所などでもほとんど売られていない。
Tokyo Subway Ticketを手に入れる4つの方法。
1:旅行会社を使う。
旅行会社で「TokyoSubwayTicketが特典としてついたツアーやパッケージを購入する」という手段がおそらく最もポピュラーな手段だ。
関西圏からのものであればTokyoBookmarkが取り扱いが多く、新幹線での移動を前提にした商品がほとんど全てであるため地下鉄との親和性が高い。
ただ注意があるとすれば、このTokyoSubwayTicketだけで販売しているところはないのでJTBや日本旅行などの支店に行っても購入はできない。
また基本的にツアーを購入してもTokyoSubwayTicketそのものがもらえるわけではなく、旅行会社からクーポンか何かが発行されるため東京都内各所の引換箇所できっぷと交換する必要がある。
新幹線で来たのであれば品川駅に地下鉄の乗り入れはないため、東京駅の丸ノ内線の事務所へ行くのが最も合理的だ。
2:ホテルで買う。
都内の一部ホテルではこのきっぷを販売しているところがある。
しかし注意したいのが、予約する際に「このきっぷが付属したプランでの販売をしている」というパターンが多く、当日ホテルフロントに行っても対応しないところがあるため事前に確認が必要だ。
「TokyoSubwayTicket」を販売しているホテル一覧
- ヒルトン東京
- ANAインターコンチネンタルホテル東京
- コンフォートホテル東京清澄白河
- ロイヤルパークホテル
- 銀座キャピタルホテル(茜)
- ホテルニュー・オータニ
- 赤坂エクセルホテル東急
- ザ・キャピトル東急ホテル
- ホテルモントレ(赤坂、半蔵門、銀座、ラスール銀座)
- 浅草ビューホテル
- 渋谷東急REIホテル
- サクラホテル(池袋、浅草、神保町、幡ヶ谷、日暮里)
- ホテルアベスト(目黒、銀座京橋)
- ホテルイースト21
- ホテルオークラ東京
- コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
- 成田東武ホテルエアポート
- 東武ホテルレバント東京
- ブラッサム新宿
- 渋谷エクセルホテル東急
- 行燈旅館
- 上野ファーストシティホテル
- かどやホテル
- ホテルたてしな
- ホテルかずさや
- 浅草三河屋本店
- リーガロイヤルホテル
- 相鉄フレッサイン(人形町)
- 澤の屋旅館
- 新宿プリンスホテル
- ホテルラングウッド
- 渋谷東武ホテル
- Anne Hostel(浅草橋、両国)
- 東京プリンスホテル
- Japanize Guest House
- ホテル築地庵
- ホテルパークサイド
- パレスホテル東京
- 東急ステイ(青山、銀座、築地)
- ヴィラフォンテーヌ東京汐留
- ヴィアイン浅草
- 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
- ハイアットリージェンシー東京
- ホテル椿山荘東京
https://www.tokyometro.jp/ticket/value/travel/index.htmlより抜粋
3:エクスプレス予約、スマートEXを使う。
エクスプレス予約、またはスマートEXを静岡県より西(熱海から博多)から利用した場合は定期券売り場で「TokyoSubwayTicket」を買うことができる。
新幹線乗車時に改札機から出てくる「EXご利用票」かきっぷ受け取り時に控えとして出てくる「ご利用票」を東京メトロの東京・日本橋・池袋・新宿の各駅定期券売り場で見せることで購入できる。
また通常のきっぷと違いエクスプレス予約などで利用したきっぷは東京駅から在来線を利用できないため、このきっぷを買うことで都内への移動手段を手に入れられるのだ。
4:空港で買う。
羽田空港の場合
羽田空港に到着するANAの国内線を利用したのであれば、羽田空港の第2ターミナルの案内所で購入することができる。
成田空港の場合
成田空港に到着するPeach、バニラエアの国内線を利用したのなら成田空港の第1・第2ターミナルの到着ロビーでこのきっぷを購入できる。
ただバニラエアは第3ターミナルに到着するため第2ターミナルまで移動する必要がある。歩くと20分くらいかかるので循環バスを使おう。
また他にも米子空港でも購入できるのだが、米子空港からはANAが羽田線しか飛ばしていないのでどのみち羽田空港でも購入できる。
ちなみに、今ここで紹介した方法は東京メトロの公式サイトでもわかる情報だ。
Tokyo Subway Ticketを買う裏技。
基本的にこのきっぷは首都圏以外からの旅行者でなければ購入が難しいが、それでも公式サイトに載っていない買い方がいくつかある。
Keisei Skyliner & TokyoSubwayTicket(¥2800)
成田空港からの移動はいくつかあるがどれも値段が高い。そして時間がかかる。
「Keisei Skyliner & TokyoSubwayTicket」とは、このスカイライナーのきっぷとTokyoSubwayTicketがセットになって販売されているものだ。
スカイライナーの利用には通常2470円かかるが、この商品なら800円かかるTokyoSubwayTicketが付いて2800円になるので非常にお得である。
また帰りも成田空港から出発するのであればスカイライナーのきっぷが往復分セットになっているものを購入するのがよいだろう。
ちなみに、TokyoSubwayTicketは24時間以外にも48時間と72時間のものがセットで販売されているのでスケジュールに合ったものを購入してほしい。
ただし購入するためにはPeach、バニラエア、春秋航空日本(SPRING JAPAN)、ジェットスターで成田空港に到着する必要がある。
またきっぷ引き換えに時間制限があり、引換場所が成田空港の鉄道駅(成田空港駅・空港第2ビル駅)のスカイライナー券発売カウンターのみのため、ここの営業時間が22時30分までしかないのでこの時間に間に合わない便の利用者は購入ができない。
基本的に機内で購入するのがほとんどだが、ジェットスターに限っては引換場所に直接行き搭乗券を見せることで購入できる。
ジェットスターで機内購入すると大損をこく。
ここで注意したいのがどの航空会社も機内で「スカイライナーバリューチケット(¥2200)」というものが販売されている。
これはスカイライナー片道のきっぷが割引で販売されているものだ。
ジェットスターでなければ機内で購入の意思を伝えても「TokyoSubwayTicket付きのもかどうか」聞かれるだろう。
だがジェットスターではそもそも「TokyoSubwayTicket付きのもの」が機内で販売されていないため、間違って機内で購入しようとするとスカイライナーバリューチケットを購入する羽目になる。
またかなり厄介なのが、実は「ジェットスターの利用者がこのKeisei Skyliner & TokyoSubwayTicketを購入できる」というのは公式サイト、および機内のどこにも書いていないのだ。
ジェットスターの利用者でも購入できるというのは京成電鉄の公式サイトにしか表記がない。
正直大変メリットが多い商品であるので、是非ジェットスターにはせめて機内誌には購入できる旨を記載してほしいと願うばかりだ。
記事のまとめ
というわけで今回は「東京観光するなら最強の一枚!Tokyo Subway Ticket」について解説をしました。まとめるとこうなります。
- 1泊以上の観光では「Tokyo Subway Ticket」は最強!
- 旅行会社によっては特典として手に入れられるツアーもある。
- 一部ホテルではこの切符がついてくるプランがある。
- エクスプレス予約、スマートEXを使うと購入できる。
- 航空会社によっては空港で購入することができる。
- スカイライナーとセットで買うと超お得!
結論:買い方を知っていれば「Tokyo Subway Ticket」は最強!
はっきりいって購入条件や方法が厄介でしかないが「TokyoSubwayTicket」が一番おトクで便利なきっぷであることは間違いない。
またJRも使いたいのであれば東京フリーきっぷよりも「KeiseiSkyliner&TokyoSubwayTicket」とJRが発売している「都区内パス」を併せて買った方が安上がりだ。
埼玉都民からすると、都営地下鉄はピーキーすぎる(池袋・渋谷は通らない)ので東京地下鉄の乗り放題券だけで十分だと考える…
コメントありがとうございます。まぁそもそも関東圏在住だとTokyoSubwayTicketを買う手段あまりないですよね……使わなくても変える手段が欲しいものです。