どーも、珍しいオール電化の家でしか生活したことがない男…
とか言いつつプロパンガスの家に住んだこともあるのだが、そもそもプロパンガスがなんなのかご存知だろうか。
それ以外にも家の用語は普段馴染みがあまりないだけによくわからず、しかも不動産屋もあまり真剣に解説してくれるわけでもないから詳しくなる機会もないだろう。
というわけで地味によくわからないまま契約しがちな家のあれこれを解説しよう。
もくじ
オール電化?都市ガス?プロパン?何が違うん???
お風呂を沸かすにはガスか電気を使う
さて家の風呂に全く入らない変人は別にして風呂の設備は出来る限り新しいものがよいと思うのが人の心だろう。
まあ一般的に言って「風呂トイレ別がよい」というのが多数派であろうが風呂の設備はそこだけでは判別できない。
じゃあどうやって判別したらいいんだよって言われたらなら「そりゃあもちろん実際の物件見ろよ」ということにはなるのだが、それ以外にも見なければならない箇所がある。
というのも熱湯の出ない風呂などただの行水でしかなくある意味拷問だ、昭和以前ならまだしも平成ももはや幾ばくもない。
そんなよた話は置いといてお湯の沸かし方はこの際非常に問題になるのだ。
現状一般家庭の湯沸かし器の方式は「ガス」「電気」「太陽熱」の3種類があり、「太陽熱」は戸建住宅に一部載っていたりもするが基本的に「ガス」か「電気」の2択になる。
ガスにも2種類存在する
しかしガスにも「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類のガスが存在する。
はっきり言ってプロパンガスの方が都市ガスよりもランニングコスト(維持費)が多くかかるため避けたいところなのだが、携帯会社のように簡単に選べるものでもないのが現実だ。
というのもプロパンガスが提供されている殆どの場合が「都市ガスの管が家の前まで来ていない」という理由から家の横かどこかにタンクを設置するだけで済むプロパンガスを利用している。
他にもいわゆる「ガス臭い」というのは都市ガスの特性であり、そもそもガスに臭いなど付いていない。
基本的には都市ガスの方が良い
また都市ガスとプロパンガスは原材料が異なっており、都市ガスが「天然ガス」を利用して作られているのに対してプロパンガスは「石油」を利用して作られている。
プロパンガスは都市ガスより高いと言ったがやはり地中の管を使う都市ガスよりも自動車で輸送しなければならない分コストがかかる。
そのうえ都市ガスは公共性が高いとのことで料金の変更があまりなく安定しているのに対してプロパンガスは自由に料金が設定出来ること、そして天然ガスよりも価格が変動しやすい石油を利用して製造されているため頻繁に料金が変わるということだ。
またここのところ日本は「自由化ブーム」だったがそもそも複数の事業者が一つの地域にも存在してるプロパンガスに対して、都市ガスは基本的に1地域に1事業者しか存在しなかったものを提供事業者を選べるようになった。
電気とガスではお湯を沸かす仕組みが違う
ちなみに電気で湯を沸かすのとガスで湯を沸かすのではかなり仕組みが異なっている。
一般的にガスで湯を沸かす場合は瞬間湯沸かし器と同じような原理であるのが主流であるが、電気で湯を沸かす場合はあらかじめ温めたお湯をタンクに貯めておいてそれを適時使っていくというものだ。
これは仮に電気も一応ガスと同じような仕組みでお湯をその場で沸かすこともできなくはないのだが、電気料金の計測の仕組み上電気代が跳ね上がってしまうためほとんどが夜中に沸かしておいて日中使うというスタイルだ。
オール電化って本当に良いの?
また電力自由化によって参入した業者の料金体系も殆どがこの全時間帯同一価格であり、また戸建などに太陽光発電を載せて売電をするにはこう言った業者を利用できないなどいろいろと制約が多い。
またはっきり言ってオール電化のマンションはそこそこ古い建物である場合が多い。
というのもオール電化にした場合先ほど説明したお湯のタンクをどこかしらに設置する必要があるのだ。
スペースの都合上なかなか置く場所が少なく、また場所によっては配管が伸びてしまって工事が面倒であったりそもそもタンクのサイズが湯船の大きさと全く噛み合ってないなどと不都合が生じやすいことから最近のマンションのほとんどはガスを利用している場合が多い。
敷金礼金その他諸々、初期費用かかりすぎじゃない?
家を借りる時に避けようのないものはやはり「初期費用」だ。
その内容は物件によって千差万別ではあるのだが基本的に家賃の3〜5倍程度かかるものが多い。
しかしながら払った額が同じでもそのお金が返ってくる場合と返ってこない場合とがあり損をすることもある。
まずよく不動産屋の面にも家賃とともに書かれていることが多い「敷金」だがこれはものすごく簡単に言えば借りた部屋を出ていく時にそのお金で壊れたとことか壁紙を変えるね、というお金で基本的に修復に使わなくて残ったものは返ってくる。
それに対して「礼金」は同じように表示されているが全く性質が異なる。
これはある意味あまり良くない文化で家主に対して「貸してくれてありがとう」というお礼のお金だ。
ただここまでははっきりと書かれていることが多く選ぶ時にまず基準となりやすいところだ。
それに対してこれ以降に解説していくものは契約直前までわからなかったり、なんでそれお金かかるの?と甚だ疑問だったりするものが多い。
鍵交換費用
そもそも鍵を交換しているのか?という疑問が尽きない。
というのもオートロックがあるマンションの場合、部屋の鍵を交換してもマンションのエントランスの鍵も合わせて開けられるようになっていなければならない。
それ以外にもドアノブと一体化していたりして「そもそもこれ交換できるのか?」などと…
部屋クリーニング費用
と思うのだがそれは別として、この費用に本当に納得いかない理由としてなぜか入居時と退去時どちらも払わなければならない場合があることだ。
前の入居者や後の入居者も同じ料金を払っており、退去してから次の入居者が来るまでに2回もクリーニングしてるのか?と疑問でしかない。
家賃保証会社利用代金
最近の賃貸は「家賃保証会社」を利用することがほぼ必須となっている。これは家賃を滞納した時などにこの会社が立て替えて払ってくれるというものだ。
しかしそもそも家賃を滞納した時のために保証人をつけるのが常であり両方をつけなければならない賃貸は一体どれだけ信用がないというのだ……という話になる。
どちらも費用と手間がかなりかかるものだけにせめてどちらかだけにしてもらいたいものだ。
よくわからないサービス利用代金
もうこればっかりは「不動産屋が儲けたいだけだろう」と思うしかないもの。
鍵を無くしたり何かの時の緊急サービスが受けられるとか言いつつ加入必須でしかも結局使わずに退去することが多いという代物。
年間契約で一気に金を取っていくスタイルであるのがさらに腹立たしいところで家の鍵をなくす馬鹿者だけ入れるようにしてほしいものだ。
記事のまとめ
というわけで今回は「家のあれこれ」について解説しました。まとめるとこうなります。
- ガスは可能であれば都市ガスが良い!
- オール電化は意外と面倒くさい!
- 初期費用かかりすぎじゃね?
結論:UR最強ゥ!!
これまでに解説したもの、特に初期費用の面で基本的に敷金と家賃しか必要ないものが「UR」だ。
もともとは「労働者向けの団地」であることが多いため部屋数が多かったり広かったりする。
しかしながら築年数が結構経っていたり設備が老朽化しているものもあり、きちんと見極めなければならないところも多いがリーズナブルで透明性が高い料金体系なのは非常に評価できるところだろう。
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