どーも、久し振りに地元にいったら市長が暴言吐いたおかげで年度末に選挙をやることになって大忙しだなぁと思った男…
全国ニュースに出るくらい(?)有名になってしまった「明石市」は顔デカ太郎と相方の地元だったりする。
まぁ著者は暴言市長を擁護する気も批判する気もどっちもないが、少なくとも「明石市はまぁ住みやすいよ」ってことを知ってほしい。
よって今回は地元「明石」のいいところを解説していこう。
もくじ
そもそも「明石」とは?
明石市ってどこにあるの?
とあのニュースを観ていて思った人がいるかもしれないので解説すると、明石市は兵庫県の南部、瀬戸内海沿いにあり、大体その真ん中あたりに位置する横長な地形をしている。
とにかく雨の降らない土地
江戸時代には雨が降らなさすぎて畑作が全くできないなど相当困ったらしく、今でも明石市内には多数の人工的に作られたため池が存在する。
また「雨が降らない」というのは言葉で語るよりも相当なもので、台風が来ても風がふいても雨は全く降らないなどの現象はよく起こる。
この特性により、明石市は台風がきても警報があまり出ないのである。
周りの加古川、神戸などが大雨警報で学校が休校になっても明石市は注意報だったため登校しなければならなかったなど理不尽だと思うエピソードには事欠かない。
タコとイカナゴが名産品
名物としてはタコとイカナゴが有名で特にタコは他の地域や外国産のものよりも圧倒的なうまさをほこる。
ちなみにそろそろ明石市やその周辺自治体ではチリメンジャコのようなイカナゴ漁が始まり、町中が醤油の匂いで満たされ、多くの家庭で「イカナゴの釘煮」が作られる。
またタコ以外にも天然のタイは相当なブランド力で、有名店で使われるタイはほとんど明石でとれたものであるくらいだ。
ちなみに関東圏ではタイ(鯛)ではなく金目鯛のことをタイと思っているらしく著者は
と憤りを隠さない。
ちなみに明石海峡大橋は……
よく勘違いされるのだが2本の柱の間の長さ(1991m)が世界一の明石海峡大橋は「明石海峡」にかかる橋のためこの名前が付いているが、明石市は全くかすってもいない。
また「明石大橋」と略す人もいるが明石大橋は明石市内の国道2号線にかかる普通の橋であるため適切な名称ではない。
明石市にあるのは「東経135度標準時子午線」であり、市内のマンホールにはその下にある天文科学館の絵柄のものまである。
明石市民は時々自慢して「ほら、教科書に載ってる」と言うが全国的に言えば知名度は微妙でウケはよくない。
明石市のよいところは「交通の便」
明石を通る新快速は速い
さて明石のよいところは、まずなんといっても「交通の便利さ」があげられる。
明石市は東西にJR神戸線と山陽電車が走り、明石駅でそれぞれが接続している。
またJRは明石と西明石駅に新快速が停車し、神戸市の中心部や大阪までそれぞれ10分・38分程度で到着する。
いまいちこれではすごさがわかりにくいので、同じ距離を新宿までで説明する。
明石から大阪までがJRで52.5km、新宿から同じ距離に当たるのが52.3kmで中央線の相模湖駅になる。
新宿から相模湖までの所要時間は約1時間7分だ。38分で到着する新快速がいかに速いかがわかるだろう。
中央線の場合はほとんどが高尾で最低でも一回は乗り換えしなければならないが、明石にその必要はない。
JRなら西明石駅は最強すぎる
ほかにも明石の一つとなりの西明石駅は大阪方面へ行く各駅停車の始発駅になっており間違いなく座ることができる。
また春のダイヤ改正では新快速電車に実質グリーン車のAシートが実装、そして西明石駅に特急列車が停まるようになりさらに便利な通勤通学が実現できる。
ちなみに西明石駅は新幹線停車駅でもあり日中は毎時1本ひかり号が停車し東京まで乗り換えがない。
朝6時に西明石を始発とする「のぞみ100号」があり東京に9時までに到着でき、かつ始発駅であるため指定席を購入しなかったりできなかったとしても自由席に確実に座れる。
また夜には東京20時30分発ののぞみ133号岡山行きが西明石に停車するため東京へ日帰り旅行もでき、乗り換えの必要もない。
明石にはなにもない
生まれ育った著者が言うのだから…
実際、明石で生まれ育った著者が言うのだから間違いないのだが、何もない。
明石市内には大型ショッピングセンターが1つしかなくデパートに至っては全く存在しない。
しかし冷静に考えてほしいのだがそんな毎日毎日イオンやらに行くわけがないだろう、デパートで買い物して帰りはしないだろう。
毎日行くのはスーパーやコンビニであってそれらではない。
生活に必要なものは充実している
明石市内はスーパーがかなり充実している。
著者の実家から歩いて行ける範囲でローソン、セブンイレブン、ファミマ、ミニストップ、これら大手コンビニチェーンが合計で10店舗ほど存在する。
また明石市を含む兵庫県南部には最強のスーパー、というかもはやスーパーよりもなんでも売っている「コープこうべ」が存在する。
コープは生活共同組合のことだがその中でもコープこうべはその発祥の地で著者は割と本気で「全国にあるやろ」と思っていて、大阪のコープがあまりにもショボすぎてショックを受けたくらいだ。
なにかが欲しければ神戸に行けばいい
明石には何もないのだがなぜ困らないのかは近くにきちんと生活を維持するために必要なお店があること以外に、そもそもデパートやらは全部「神戸」に行けばあるからだ。
全国的にみてもおしゃれな街・神戸。それがとなりにある明石市にしてみればわざわざ無理して市内でおしゃれ商品を集める必要がないのだ。
仮に同じ商品があったとしても神戸の方が売れるだろう、神戸の方がおしゃれと言われているのだから。
たまにしか買わない店は別に地元になくてもよいのだ、だって明石から神戸は10分くらいで行けるのだから。
生活コストが低い
住みやすいのに家賃が低い
変な話、就職してどこに住むか悩んだら明石がいいだろう。
流石に最近は相場も上がってきたが、やはりそれでも神戸や大阪市内に比べればはるかに家賃が安い。
実際著者が住んでいる1Kのマンションの家賃を払えば明石なら1LDK以上の広さの家に住めるだろう。
中学生までの医療費も無料
世帯持ち、といえば暴言市長の功績として現在明石市は中学生までの医療費が無料になっている。
全国的に見れば未就学児や幼い子供の医療費無償化政策は珍しくないが、それでも兵庫県下でみれば珍しい部類に入る。
市役所も駅の目の前になった
またもともと明石は市役所が明石駅から微妙に遠くて不便だと言われていたが、明石駅前のダイエーが建て替わって「パピオス」という商業施設に生まれ変わり、そこで市役所のほとんどの機能が収まっていて大変便利になった。
また子供づれも来やすいような工夫が随所にされており、お母さんたちによろこばれている。
どうしてパピオスのほとんどが本棚と言われていたかと言うと、そもそもダイエーが潰れたあと長い間そこには大きなジュンク堂書店がテナントとしてあり建て替えと同時に一時閉店した。
そしてパピオスが開業すると同時にまたテナントとして入ったのだが、パピオスとは駅を挟んで反対側にある明石公園の中にそもそもあった明石市立図書館もこのパピオスに移動しておりまさかの「ジュンク堂書店」の上が図書館なのだ。
なによりゴミを捨てるのが無料
明石のメリット、それはゴミを捨てるのが無料ということだ。
そんなの当たり前な地域もあるが明石のお隣の神戸はがっつり有料で指定されたゴミ袋でしかゴミを捨てれない。
またその分別がやたら細かくかなりめんどくさい。
しかし明石市は「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ごみ」「粗大ゴミ」くらいしかなくとりあえず捨てれるので本当に楽チンだ。
記事のまとめ
というわけで今回は「明石市はいかに住みやすいか」を解説しました。まとめるとこうなります。
- 気候が温暖で雨が降らない!
- 交通の便が素晴らしく良い!
- それでいて家賃が安い!
結論:明石は兵庫県にて最強。
実は明石市にはかつて神戸市と合併する話などもあったが税金が上がるなどの理由から反対運動が起こり、住民投票の結果合併されなかった。
それくらい明石と神戸の結びつきは広く、明石市よりも西側の地域は自動車のナンバープレートに表記される地名が「姫路」であるのに対して明石市は「神戸」である。
神戸ナンバーはおしゃれとかいう謎の価値観も存在するが、車庫証明の費用は明石市(明石警察署)が最安である。
また隣接する神戸市西区の住民は最寄駅が神戸市営地下鉄かJRの大久保、西明石、明石までバスに乗ることになり一部では「西区よりは明石の方が神戸」などと言われている。
また神戸市西区の岩岡は神戸市とはとても思えないほどのド田舎であり、明石市民が出身地を聞いて神戸と言われると「え、駅どこなん」と間違いなく言い、そして「大久保」と答えたなら…
という田舎者特有のなにかは置いといて、とにかく明石はいい街だ。
とりあえず明石は便利なので一回住んで欲しい。
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