どーも。基本的に鉄道オタクで間違いない、顔デカ太郎(@airinybsg)です。
観光をする際、電車やバスを使うのは最もポピュラーな方法だろう。東京など大都市の路線網が発達したところならなおさらだ。
というのも特にバスは渋滞に巻き込まれたりして定時運行していることがそこまで多くなかったり、あるいはそこまで本数が多くなかったりする。
地下鉄も接続が面倒だったり乗り換えが厄介だったり、あるいは目的地が駅からちょっと離れていて不便だったりとデメリットも存在する。
というわけで今回は割と最近全国で広まりつつある「シェアバイク」の解説をしていく。
もくじ
シェアバイクとは
シェアバイクとは要するに「レンタサイクル」のことで、ただレンタサイクルとの決定的な違いは必ずしも借りた場所に返す必要がないところだ。
街中にある「ポート」と呼ばれる自転車置き場から借りることができ、それを別のポートで返すこともできる。
観光とはいえ必ずしも周遊するとは限らないため、例えば朝に駅から自転車を借りて一日巡ったうえで宿泊予定のホテル近辺で自転車を返すことだってできるのだ。
レンタサイクルであればはじめに借りた駅か特定の返却所によらねばならず、これらが必ずしもホテルなどの近くにあるわけでもないため徒労が発生する。
だがシェアサイクルであれば基本的にポートであればどこでもよい上に街中のいたるところにポートは用意されていることが多いので、限りなく「どこでも乗り捨て」ができるようになっている。
東京自転車シェアリングって?
自治体とドコモでやっているサービス
さて今回紹介するのは東京都内で自治体とドコモが社会実験として行っているもので、といってももうかなりの期間続けているため「実験」というには眉唾ものだが「千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区」の各ポートにおいて相互に貸し出し返却が自由なサービスとなっている。
現在ポートは570ヶ所、自転車の数は5000台を超えておりほかのシェアサイクルサービスに比べてもかなり広範囲かつ大規模に展開されているのが特徴だ。
観光に使うなら「1回会員」か「1日パス」
利用料金は利用形態によって異なっており、ウェブサイトからの登録の場合は「1回会員」と「月額会員」から選ぶ。
「1回会員」はそのままの意味で使った分だけ料金がかかり、特に毎月の月額料金などは発生しない。観光客の小利用に適したプランと言える。
一回当たりの料金ははじめの30分が150円でそれ以降、30分を超えるごとに100円が追加されていく。
仮にどこかのお店などに入って乗っていなかったとしても置いた場所がポートでなかったりポートだったとしても所定の返却操作をしなかった場合は課金され続けるので注意が必要だよ!
これ以外に有人の窓口か無人の販売機でのみ購入できる「1日パス」もあり、これを使えば1500円で当日の23時59分まで自由に乗り降りできる。
ただ有人の窓口では現金のみの支払いに加え、専用のカードを発行するため追加で500円が必要になるが、無人の販売機で購入すれば支払いはSuicaなどの交通系ICカードからとなり、開錠のときもSuicaから可能で追加料金も不要だ。
「月額会員」は完全に使い放題になるわけではない
これに対して月額会員は読んで字のごとく「月額料金」が発生するのだが月額料金を払ったところで「完全」使い放題になるわけではないのが注意すべきところだ。
月額会員になると毎月2000円を支払うことで1回会員の「はじめの30分150円」が月に何度使っても発生しないようになる。
30分を超えると通常と同じ「30分ごとに100円」の料金が発生するため、ある程度頻繁に30分以内の利用を繰り返す人であれば使い勝手の良いところだがそうでなければなかなか利用機会を見出せないところだ。
東京自転車シェアリングの気を付けるべきポイント
非常に便利で短時間の利用ならそこまで高額な料金でもないこのサービスはほとんどの自転車が「電動自転車」であるなど、とにかく使い勝手が優れている。
サービス提供エリアに気をつけろ
これは東京の都心部で展開されているサービスだがすべての地域で行われているわけではない。
サービス展開がないということはポートがないため借りれないし、返せもしない。
もし間違って池袋周辺のホテルに泊まっていて使ってしまったなら一番近くが目白か護国寺、大塚のあたりになってしまいものすごく遠くまで返しに行く羽目になり、しかもそこからまた戻ってこなければならなくなる。
お台場や渋谷、東京駅近辺などはポートもたくさんあっていいが、池袋や上野・浅草のあたりに泊まる人は注意が必要だ。
自転車のバッテリーに気をつけろ
またこれは地味に見落としがちなのだが東京自転車シェアリングに限らずドコモが提供するドコモ・バイクシェアの自転車はもれなく「電動自転車」だ。
電動自転車は確かに起動加速や勾配での負荷を軽減できて便利な代物だが、それはあくまでバッテリーで動いていればの話だ。
バッテリーが切れてしまうと電動自転車は通常よりも重量が増えてただ「おもりをつけて走っている」ようなものだ。
挙句の果てに速度がそこまで出ないので「全力で漕いでも思ってるよりも進まない」なんてことになる。
なので特に早朝や夜間に借りる際には借りる前に自転車の電源を一度確認してバッテリー残量が多いものをチョイスしよう。
東京自転車シェアの登録と支払い方法
dアカウントとd払いが使える
東京自転車シェアはドコモのサービスを利用しているため利用する際に必要な会員登録に「dアカウント」を利用できる。
そして支払いには「d払い」を利用できるのでいちいちクレジットカードを登録する必要はない。
別の地区では別ルールなので注意
しかしこれ、実は大阪や神戸、横浜など別の地域でも全く同じ自転車でサービス展開している。
そしてサイトの構造もほとんど一緒で見わけなど付かないのだが、実はそれぞれに会員登録と支払い方法の登録が必要だ。
またカギを開ける際や自転車をポートから出して使い始める際に「ICカード」をかざすのだがこれもそれぞれで登録する必要があり、微妙に不便だったりする。
それ以外にも一部地域では支払いにd払いが使えなかったりしてわざわざクレジットカードを登録しなければならずこれもまたわずらわしい。
ただ試験導入や本格導入が始まっていることから、さすがにドコモや自治体も同じシステムを使っておいて相互に登録が必要なんて馬鹿げているということを理解したのだろう。
記事のまとめ
というわけで今回は限りなく乗り捨てに近いレンタサイクル「バイクシェア」について解説しました。まとめるとこうなります。
- 東京自転車シェアリングなら自転車を乗り捨てられる!
- 料金プランには「1日会員」「1日パス」「月額会員」がある!
- 場所によってはサービス提供エリアじゃないので調べよう!
結論:バイクシェア便利すぎ。
コメントを残す