どーも。最近このサイトで大学で使うPCを解説した記事がウケてて上機嫌な男、顔デカ太郎(@airinybsg)です。
でもパソコンってどこで買えばいいかってわかっているだろうか。実はメーカーや買いたい状況によってパソコンを買う場所は決まっている。
というわけで今回は「パソコンってどこで買えばいいか」を解説する。
もくじ
PCってそもそもどこで売ってるん
そもそも論、PCがどこで売っているかわかっているだろうか。
ただこれジュースどこで買う?コンビニ!くらい普通すぎる答えだ。
しかしながら量販店でPCを買うのは必ずしもオススメできない。
特に学生はもっと最適の場所があり、また量販店以外にも学生がPCを買ってはいけない意外な場所が存在する。それが「生協」だ。
なんで量販店でPCを買ったらあかんの?
掲出されている値段になるとは限らない
量販店と生協は共通して特に大学生がPCを買うにはふさわしくない理由がある。それは…
たしかにヨドバシカメラは色々なものが安いしポイントもついておトクだ。しかしそれが必ずPCにも当てはまるかどうかと言われればそんなことはない。
というのも量販店のPCは一見安くなっているように見えるだけでさまざまな条件の下でその値段がつけられていて、条件がクリアされなければ掲出されている値段にはならないのだ。
ポイントがつくからお得、とも限らない
またポイントカードはたしかにおトクで「10%還元」が基本のヨドバシカメラなどファミマのTポイントが「0.5%還元」のことを考えればかなりおトクだろう。
還元率の差だけを言えば20倍もあるのだから、もしファミマにPCが売っていて同じ値段だったとしてもヨドバシで買う方が圧倒的におトクだろう。
というのもアップル製品や一部の商品はそもそもの還元率が低く設定されている。例えばアップル製品なら問答無用で5%還元になる。
また支払い方法でも変わり、基本的に現金やプリペイドタイプの電子マネー(交通系IC、Edyなど)で支払うと10%還元されるがクレジットカードで支払ったりiDやQUICPayなど後払い型の電子マネーを使うと2%還元率を下げられてしまう。
というかそもそも「ポイント還元」は現金値引きなどではないので、基本的に損なのだ。
結局もらったポイントはヨドバシなどに来なければ基本的に使えないのだからどこでも使える現金よりも相対的に価値が下がる。
ただしiDとQUICPayとかはそれでも2%下がるから注意しよう!
生協のPCは「ぼったくり」だ!?
そもそもノートPC自体がコスパが悪い
小さい大学だと無いこともあり、最近はだんだんと減少傾向にある大学生協だが基本的に教科書が定価より一律で値引きがされていたり、文房具が安く売られていたりと学生の強い味方だ。
それは使いもしない、現実的にありえない保証やサービスがペタペタ貼られただけのクソPCだからだ。
まず原則として大学生が買うPCは間違いなくノートPCだ。
デスクトップを推奨してくる大学はほとんどないだろう。あったとしてもノートPCは最低限必須アイテムだ。
そして市販されているPCは基本的に性能と値段を見比べて「安くて高性能」なPCが優れているとされる。
高性能の定義はいくつかあるが、この場合でいうとCPUの処理力が高い、メモリー(RAM)の読み書きが速い、グラフィック能力の高さであろう。
なのでPCは「自作PC」「市販のデスクトップ」「ノートPC」と3種類に大別できるが、原則として同程度の性能であったならばこの順番で値段が安い方から高い方へと変わっていく。
つまり大学生が買わなければならないノートPCはPCという製品区分の中でもっとも「コスパの悪い」商品だということになる。
これはノートPCでなければ基本的に最悪、外装やフレームがなくても動作には一切問題ないのだがノートPCは流石にそんな状態で発売するわけにもいかず、個体の強度も性能をはかる指標の1つとされている上にその小ささから熱などのさまざまな条件によって性能を抑えざるえないのだ。
使いもしない保証でお金をぼったくる生協
こういったことからそもそも処理力と値段だけを見れば明らかに劣っているノートPCだが、それでも壊れやすかったり持ち運んでいたらデータが飛んでいたりと欠点がまだまだ存在する。
そんな「もしPCが壊れたら」なんて不安を煽るかのごとく世の中には数多の「補償」がある。
むしろ高い値段を払うだけ払ってなんの役にも立たない、使いたかったのに使えなかったなんてことは十分に考えられる。
データ復旧なんてホントにできるか分からない
例えばよくあるのが「PCが壊れた時のデータ復旧」と銘打っているものを見るのだが、一度破損したデータを復旧させるのは容易ではない。
データが消えたといっても「自分で消去した」場合と「何かのはずみで吹き飛んだ」と「記録媒体ごと破損した」では全く状況が違う。
HDDは中身を開けてしまったら最後、微細なホコリであっても読み書きの障害となって二度と使うことはできない。
何かのはずみで吹き飛んだ、もHDDのような物理駆動部分があると強い衝撃によってそこが外れてしまったりしたなどが考えられる。
そういった場合は物理破損と同じく直しようがないし、また記録媒体はあまり知られていないが「読み書き回数に上限がある」ので何年も使っていると寿命を迎えて使えなくなったということもある。
PCのサポート、困ったことがあれば電話でお助け、なんて聞こえのいいことを言っているサービスもあるが、そもそもそんなものに頼られなければならない人間が自分の困っている状態を明確に言語化して相手に伝えることなど到底不可能だ。
というかおそらくだがまず困った時にそこに電話しようという考えに至らないだろう。
それどころか「補償」と謳っておきながら実態は有料オプションでそのサービスを利用するためには毎回お金がかかる悪質なものすらある。
「補償に入っているから高い」なら許せるが「実際はなんの役にも立たないものにお金を払わなければならない」のであればそれは実質「詐欺」にあっているのとおなじだ。
Macbook欲しいなら学割で買えよ
基本的にアップル製品に値引きはない
最近の生協はMac人気にあやかってMacbookを販売しているところもある。
しかしこれビックリなことに「定価」なのだ。
アップル製品はアップルの販売方針で基本的に滅多に値引きなどされない。これが理由で仕入れ値と販売価格に差が少ないために量販店ではポイント還元率が低かったりする。
あまり知られていない「アップルの学割」
しかしアップルは公式オンラインストアなどの対象店舗での購入の場合、通常価格よりも値引きされた状態で一部製品を販売している。
これの対象が「大学生と教職員、保護者」などで基本的に「学習で必要なものの購入の手助け」をするために行われている制度だ。
値引率はそこまで高くはない、しかしほとんどが高価な上に定価で買うしかないMacをかろうじて求めやすいようになっている。
また公式オンラインストアから買えばいいわけではなく、ページ内リンクから専用の画面からでないと定価での購入をすることになる。
記事のまとめ
というわけで今回は「大学生のPCはどこで買えばいいのか」を解説しました。まとめるとこうなります。
- 家電量販店のポイントはお得そうでそうでもないかも!?
- 生協のパソコンは使えない保証にお金をぼったくられる!
- アップル製品が欲しいなら定価ではなく学割で買え!!
結論:既製品を買うな、必要なものを選べ、公式サイトでカスタマイズするのが大正解だ。
そもそも「不必要なものに金を払うのは無駄」という考えを徹底したい。
そう考えると決まりきった組み合わせでしか販売されていない量販店や生協のPCはその代表だろう。
先ほどのアップル公式でのPCもそうだがPCは性能をカスタマイズできる。これはMacに限らずVAIOやほかのWindowsPCを販売する多くのメーカーの公式サイトでやっていることだ。
大学生はOfficeソフトが必要、親世代はこう思うかもしれないがOfficeだって1つではない。
またMicrosoft製でも月額or年間契約が必要だが最新のものが使えてクラウドなどオンラインサービスが充実しているOffice365と買い切りのHome&Businessなどetc。
とにかく一括りにOfficeソフトといっても多種多様でまた「パワポはいるけどエクセルはいらん」などセット販売されているが必要なソフトとそうでないものが混ざっていることだってある。
というかそもそも「Officeが後から買えること」をわかっていない人が多すぎる。
アメリカで先行発売されていたSurfaceGOが日本でも発売されることになった時、価格が6万円代であったことにネットでは落胆の声が多く出た。
そもそも超格安のWindows機として登場したSurfaceGOだけに2万円の差はあまりにも大きかった。
しかしマイクロソフトが価格を2万円高くしてでもSurfaceGOを6万円で発売したには理由があった。
日本ではOfficeが入っていないと売れない、こういう定説がある。
基本的にPCのほとんどは量販店でライバルメーカーと並べられて客はそれを値段などいろいろな点から比較して購入を検討する。
その際に「同じPCであってもOfficeが入っていないだけで売れない」というのがこれまでの定説だった。
実際Officeが同梱されていることで持って帰れば使えるというのはアドバンテージだった、オンラインショッピングなどでソフトを購入してダウンロードという概念が希薄だった時代においては。
しかし今はAmazonや楽天市場をはじめ、オンラインショッピングが一般的であることなど言うに及ばずなことだ。
だがしかしあまりにもこれまで「エクスプローラーなどと同じくそもそも入っているのが当たり前」だと思っていたOfficeが入っていないと「このPCはOfficeが使えないのでは」と思われてPCが売れないという信じられない事態が起きている。
こういった事情からせっかく日本でも5万円を切る価格でほぼフル性能を備えたPCが登場すると思われていたSurfaceGOも「期待はずれ」な製品になってしまった。
流石にOfficeが入っていなかったら後から買う、なんて割と最近では普通の考え方だということを全く気づいていない。
きちんと説明すればOfficeが入っていないくても売れるし、せめて「入っているのとそうでないの」をオンラインだけでも用意して欲しかった。
はっきりいうがきちんと情報を仕入れている著者のような人間が「アホ」のせいで無駄に金を払わねばならないのは我慢ならない。
またOfficeに限らずHDDの容量は多い方がいい、なんて古臭い考えも未だに蔓延っている。
やたらHDDなどROMの容量が大きいことをアピールしたバカ製品を生協や量販店は売りたがるが、足りなければ後から付け足せ。
さておわかりだろう、売りたい商品と買いたい商品は必ずしも一致しない。
MacやVAIOなどはPCの頭脳にあたるCPUからメモリー(RAM)、HDDやSSD、ディスプレイにキーボードの配置など、最終的には同梱ソフトまで選べる。
必要なところは強化してそこまで必要でないところは最低限のものに抑える、この買い方が当たり前になると情弱のせいで損をする人が減ると思うのだがどうだろうか。
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