どーも、合理的に考えておかしいことはおかしいという男……顔デカ太郎(@airinybsg)です
著者のよくやる思考方法に「言い換え、置き換え」というものがある。
ようは出来事や物事を「別のものにいいかえたり置き換えても同じ結果になるかどうか」という考え方だ。
例えば「電車に乗るのはお金がかかってムダだからバスに乗る」というのはどちらも「お金の掛かる乗り物」に乗るのだからなんの解決にもなっていないことが「お金の掛かる乗り物」に置き換えることでわかる。
しかし世の中では一方的な見方しかせず、実際なんの解決にもなっていなかったりすることが多々ある。しかもそれをドヤ顔でいうのだから傑作だ。
今回はそんな著者の愚痴をまとめて解説しよう。
もくじ
飲食店で割り箸を出させる人
最近増えている”再利用可能な箸”
最近飲食店では環境活動の一環として割り箸を出さずに再利用可能な箸を提供するところが増えている。
まぁ木の割り箸のほとんどは間伐材から作られているので決して割り箸が森林の面積をムダに減らしているというわけではないので、はたしてこれが本当に環境対策になるのかどうかはいささか疑問ではある。
それは置いといてこれについて著者が疑問に思ったのは、この再利用可能な箸(洗浄すれば再度利用可能)を出している店に置いて「客が割り箸を要求することがある」ことについてだ。
ナイフとフォークを準備している店に置いて「ナイフフォークは慣れてないので」と箸を要求するのはわかるが、どうして材質にこだわるのだろうか。
そうする人の言い分としては「人が使った箸を使いたくない、不潔だ」ということらしい。
箸は不潔なのにフォークはいいんですか?
そもそも外食店のほとんどは「食器」を洗浄して使いまわしている。箸が不潔だというのなら食器も不潔だろう。
皿は口を直接つけないからと言うのならナイフフォークはどうだというのだろう。
というか「再利用可能な箸は不潔だから清潔な割り箸を使う」という発想がそもそもナンセンスだ。
他のものも再利用しているじゃないか、とか以前に品質によっては木屑が普通に付いている割り箸も十分に不潔だと言うのだ。
目に見えるところだけ気にさわるのだろうが、理由をきちんと考えればそんな考えがなんの意味もなくムダでしかないと言うことがわかるだろう。
成田空港行きの普通電車少なすぎ問題
最近千葉市に引っ越した顔デカ太郎
著者は春に大阪から千葉に引っ越して以来、それまで新大阪から新幹線か関空から飛行機のどちらかしかなかった長距離移動手段の選択肢に東京駅から新幹線、羽田か成田から飛行機と選択肢が増えた。
増えたと言ってもこれがまた悩みどころで著者の住む千葉からでは成田空港は実はちょっと不便だったりする。
かつて成田空港は直通の鉄道がないとかで世界一不便な国際空港とか揶揄されていたが、今ではそんなこともなく京成とJRがそれぞれ直通で乗り入れてたいそうそれはそれは便利に……
失礼、語弊があるので正確に言い直す。
都心からのアクセスはものすごく改善したし便利にもなったが、千葉からのアクセスは全く解決してない。
千葉市と成田空港、地図で見れば近い
成田空港はもちろん地名からもわかるように「千葉県成田市」にある空港だ。
伊丹空港のように兵庫県の地名で呼ばれているが実際は空港施設の肝心な部分はほとんど大阪側にあるのとは違い、全ての施設が千葉県内に存在する。
伊丹空港は立地上大阪からのアクセスに優れ、おかげで関西空港ができてもなお廃止という話になかなか進まない。
何度もいうが成田空港は千葉県にある空港だ。直線距離で結んでも都心よりも千葉市の方がはるかに近い。
千葉市と成田空港、遠すぎ問題
成田空港に行く手段について
まず成田空港への具体的なアクセス手段について。
鉄道が5種類、JRの乗車券のみで乗れる快速と指定席特急券が追加で必要な成田エクスプレス、京成の朝夕は本線経由のモーニングライナー・イブニングライナーに変わるスカイライナー、スカイライナーと同じルートを通る追加料金不要のアクセス特急に本線経由で走る列車だ。
続いてバスがもう数えられないくらい色々なところから走ってきている。
あとはタクシーや自家用車などがあるが概ねこの程度だ。
沢山あるバス路線をひとまとめにカウントしても6つの公共交通機関とタクシー、自家用車が使えるなんて相当恵まれている部類だと思うが……
スカイライナーとかいう直通過ぎ列車
まずスカイライナーは始発駅の京成上野を出ると日暮里に停車し、そのあとは空港第2ビル駅・成田空港駅と途中駅は一切ない。
成田エクスプレスもほとんど同じようなもので空港行きの場合は18時以降に東京駅を出発する列車であれば千葉・四街道・成田と一部の列車が佐倉に停車するが日中の列車は新宿や横浜を発射して東京駅を過ぎると空港第2ビル駅まで無停車だ。
総武線に乗っていると千葉か市川のどちらかで大概成田エクスプレスに追い越されるので「あれに乗せてくれ」となんど思ったことか。
津田沼から路線が別れてる京成電鉄
ただまぁこの2つは都心と離れた場所にある空港へとにかく速く運ぶのを至上命題にされているようなモノなので仕方がないのかもしれない。
とは言っても千葉からのアクセスが不便であるのに変わりはないのでほかの救済策が欲しいところだが、京成に関してはそんなこと全く期待できない。
千葉市にも京成の駅はある。しかしそれは京成津田沼から別れた別の路線で成田空港に向かう列車に乗るには最低でも津田沼まで戻らなければならない。
戻ったとしても京成津田沼から成田空港は特急でおよそ40分かかる。スカイアクセス線はもはや遠すぎてそこまで行く間にほかの方法で空港にたどり着くだろう。
アホみたいに走ってるはずのバス
ならばあっちこっちからバンバンやってくるバスならどうだ。もうどれだけ走っているのかわからないくらいだから千葉からせめて30分に一本くらいは走って
千葉市から成田空港行きのバスは電車よりもひどい。
千葉駅や千葉中央駅から稲毛駅やニュータウンとかいろいろ経由していくが1日たったの5往復だ。
千葉駅に止まる成田エクスプレスが3.5往復なのでなかなかいい勝負だ。あてにならないことこの上ない。
やはり1時間に一本は走っているJRの快速に頼るしかないのか。
どうしてこんなことになったのか
バスに負けてる成田空港行きの快速
東京駅を基準に考えた場合、いくら追加料金不要とはいえ乗車券だけで1317円(ICカード運賃)もかかってしまう。
同じ区間を成田エクスプレスに乗れば確かにそれよりは高額だが快速には速達性なんて全く期待できないので比較にもならない。
速達性が期待できないにも関わらず東京駅からは1000円以下の運賃で利用できるバスが電車よりもはるかに沢山の本数が運行されている。
バスの方が荷物が多い人でも気にせず乗れる。少なくとも成田空港行きの快速は船橋津田沼あたりまでは間違いなく混んでいるので大して安くもない、速くもない、挙句混むような電車をあえて選ぶ必要もない。
成田空港行きの快速は15両編成で運転されているがグリーン車以外の乗車率は成田駅を過ぎた時点でどの車両も30%を下回っている。
金にならない列車を増やす意味がない
結果としてこれだけ利用者も少ないのでこれ以上普通電車を増便する必要などJRにはなく、成田エクスプレスを走らせた方が収益的にも理にかなっているのだ。
そもそも物理的に増便できない
また物理的に普通電車をこれ以上増便できない事情もある。
成田空港行きの列車が走る線路のうち、成田線成田駅を過ぎると列車は成田線を離れて別線へと移る。
そもそも成田空港への線路は成田新幹線ように作られた設備を流用しているため、またその設備を京成スカイアクセス線と半分ずつわけあっているためにどちらも単線の区間が存在する。
成田駅から次の空港第2ビル駅までの間には列車行き違い用の信号場もあるがそれでも同じ距離で複線であった場合よりは圧倒的に線路容量が異なる。
また京成は空港第2ビル駅でも行き違いができるようになっているがJRは空港第2ビル駅での行き違いができないので、圧倒的にJRよりも京成の方が本数が多くなっている。
記事のまとめ
というわけで今回は「顔デカ太郎の愚痴」を書きました。まとめるとこうなります。
- 箸は不潔でフォークは綺麗とか、なんとなくで生きるな!
- 成田空港は千葉市からのアクセスが悪すぎやしませんかねぇ
結論:需要もねぇ、余裕もねぇ、おら羽田さぁいくだぁ。
千葉市内からは羽田空港へのバスがかなり充実しており、正直羽田空港に行った方が圧倒的に便利だったりする。
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