どーも去年や一昨年の年収が年齢の割にはそこそこ高かったおかげで今年普通な生活をする上で大迷惑被っている男……顔デカ太郎(@airinybsg)です。
まぁこれはよくある新入社員の間は住民税を払わなくても良いが二年目以降はがっつりその請求がやってきて一気に財布が軽くなるというやつとおなじようなモノだ。
口座の残高などが少なくなってしまうとやはり良いことなどほとんどない訳で、そんな時に電車の中にある消費者金融の広告に惑わされる人も多いだろう。
というわけで今回は「カードローンって実際どうなの?よくわからないけどお金を借りるときに気をつけなきゃいけないこと」を解説する。
もくじ
カードローンって
カードローンとは銀行や貸金業者などが提供するローン(借金)のこと。
日本人はお金を借りることに対してかなり抵抗があるように思うがカードローンの利用者は意外に多い。というか色々な会社が様々な名称で「同じような」商品を提供している時点でそれだけ市場規模や需要があるということだ。
カードローンはもちろん借金、つまりお金を借りるので必ず借りた分と利子を合わせて返さなければならない。
どうしてカードローンを使う人が借金地獄に苦しむのか?
カードローンは利子総額が決まっていない
カードローンは利子の算出方法が他のローンとは少し異なっている。
ほかのローンが基本的にお金を借りた時点で返さなければならない利子を含めた総額が決まっていて基本的にそれ以上増えることはないが、カードローンは年間の発生する利子の割合が決まっているだけで具体的な金額の指定がない。
その代わりに借りている総額と期間が長ければ長くなるほど利子が増えていく。このような方式を「リボルビング方式」と呼ぶ。
リボルビング方式を使ったカードローンの悪いところは利子の額に実質上限がないところだ。基本的に他のショッピングローンなどが100万円借りたら分割で返すものの、総額で数%の利子を付け加えるだけなので基本的に返す額は常に一定で支払い期間も明確だ。
だがそれに対して、カードローンは借りれる限度額のみが決まっていて随時追加で借りることもできるのでズルズルとお金を借り続けてしまい利子もその分増えていくので返済地獄に陥ってしまう。
最低返済額だけを支払っていては減らない借金
また一回の返済も最低返済額が決まっているだけで「何回で支払い終わる」というのが決まっていない。
しかもその最低返済額の決め方も利子と元本の割合が5:5になる額なので最低返済額だけ支払い続けていると返済金額に比べて元本が全く減っていない。「元本が減らなければ借金は一向に減らないので」いつまでもお金を返し続ける羽目になる。
その上、カードローンの最低返済額は返済を続けていくと「金額が少なくなっていく」のだがこれは貸してる側の甘い罠である。
仮に50万円借りて月に2万円づつ返していると次第に最低返済額が下がるのだが、これは元本が減ってきているので発生する利子が少なくなる。
そのまま同じ額で返済を続けられると2万円のうちに占められている元本の割合が上がっていき「早期返済完了」してしまうため、そうなると貸している側にとって収益である利子が入ってこなくなるため「少しでも長期間利子を得続けるために」最低支払い金額が下がるのである。
さらに借金を重ねてズルズルと返済地獄へ……
しかも悲しいかな、きちんとしている人ほど貸している側の甘い罠は強いものになる。
最低返済額よりも多少であれ多く返済しているともちろん元本は早く返すことができるのでできる限り利子を払いたくない人にとっては必須の手段だ。
しかしある程度、具体的には半年ぐらい返済を少し多く続けているとこんな通知が来たりする。
「限度額増額のおしらせ」
これは1番釣られてはいけない罠だ。というのもより多く借りてしまうともちろん利子が増える。その上ではじめは10万円の限度額だったものが50万円に増えたとしても利子の割合は10万円の時と変わらないのだ。
基本的にカードローンでなくても借りた額が高額になればなるほど利子の割合(利率)はほぼ下がるといってもいい。
利率を下げてでも長期間にわたって返し続けてくれる方がトータルで得られる利子の額が増えるからだ。
その点、増額は圧倒的に貸している側にメリットがある提案で利用者は喜ぶかもしれないが高い利率のまま返す金額が膨大になるだけなので、言ってしまえば「財布から吸い出されるお金が増えるだけ」なのだ。それなら改めて契約し直した方が良い。
すぐお金が必要!来月には返せるって時には便利なカードローン
最初の1ヶ月は利子0円のキャンペーン
最近は先にも書いたようにネットなどでも「カードローンは良くない」という情報が出回って利用者が減っている。なので貸す側も必死でなんとか使って欲しいので色々なキャンペーンを行なっている。
そんな中でも広告などでとにかく大きく展開しているのが「最初の1ヶ月は利子0円」だ。
返済時に必ず付いてきて、これがあまりにも高すぎるから問題になる利子が最初の1ヶ月は0円になるというもの。借りた額を1ヶ月以内に完済すれば利子を支払う必要がない。
突然の出費でどうしようもなくなった場合に次の給料日までの中継ぎに使うにはもってこいだ。
そもそも来月完済すればとかできるわけがない
初月の利子が無料、だから来月の給料から差し引いて返済すればよいなんて「甘い考え」をしている人間ができるわけがない。
カードローンの限度額は少なくとも10万円からだ。もし全額を借りなかったとしてもカードローンに頼らなければならないということはそれなりにまとまった額が必要だったということだろう。
仮にそれが5万円だったとしても翌月の給料から5万円を差し引いて生活ができるかといえば難しいところだろう。
そもそも給料から5万円引いて生活できるならそれをそもそも貯蓄に回しておけばカードローンを頼らなくても済むはずなのだ。なのであまりにも「来月の給料から返せばいい」なんてことは机上の空論すぎる。
カードローンは年収の3分の1までしか借りれない
基本的に借金は年収の3分の1までが限界
カードローンに限らずお金を借りる場合は住宅ローンを除いて法律によって年収の3分の1までしか借りれないというルールがある。
これを総量規制と呼ぶのだが総量規制に含まれるのはカードローンなど「お金を借りた分」だけではない。
クレジットカードの分割・リボ払いなど「クレジットカードを利用してまだ支払い終わっていない分」も総量規制に含まれる。
リボ払いや別のカードローンの借金額も共有されている
また時々「そんなのどうやってわかるんだよ」と考えるバカもいるが人の信用情報、というよりもその人がどのクレジットカードを契約して携帯の支払いなど「お金に関する情報」はほぼ全て共有されている。
アコムでお金を借りたらそれはプロミスを後から申し込んだ時に必ずバレる。
また他にもカードローンは色々なところからサービスが提供されているが、全てのサービスが自社のみで完結している場合はほとんどない。必ず保証会社があるので申し込んだ際に保証会社の審査も加わる。
保証会社は多くが消費者金融会社が担っているので、2つの会社からお金を借りていても実際はどちらも1つの会社から実質お金を借りていたなんてこともある。
記事のまとめ
というわけで今回は「カードローンってなにがダメなの?」ということについて解説をしました。まとめるとこうなります。
- カードローンは最低賃金額だけを返済すると元本が減らない!
- 最初の1ヶ月は利息0円でも、そもそも来月で返せない!
- カードローンは年収の3分の1までしか借りれない!
結論:カードローンはやっぱり使わない方がいい。
やはりカードローンは使わない方がいい。基本的に貸す側にメリットばかりあって借りる側にはメリットがほぼない。
住宅ローンなどであれば減税などメリットがあったりするが「カードローンにはメリットがほぼない」どころか世間的に評判もよくない。
アコムやプロミスなどのATMがどのような場所にあるか考えてみたことはあるだろうか。怪しい場所とは言わないもののかなりひっそりと目立たないような場所にある。
もちろんATMから出てくる人はある程度高額な現金を持っているであろうから目立つ場所にあると強盗にあったりするのかもしれないが、それ以上に「ATMに入っていくのを見られたくない」という心理が大きいのではないだろうか。
コメントを残す