どーもークレジットカードを使いすぎるバカな男……顔デカ太郎(@airinybsg)です。
クレジットカードってもはや生活していく上でなくてはならないものと言っていい。しかし年齢や年収などさまざまな理由でクレジットカードを持てない人は少なくない。
そんな「持てない」「持ちたくない」人のでもほぼ現金感覚で使えるカードがデビットカードだ。
しかしデビットカードは使った直後に銀行口座から引き落とされるので基本的に発行しているのは銀行だ。
最近ではいろいろな銀行がデビットカードを発行しているが年会費や還元率、サービスに違いがたくさんあり非常に悩みどころだ。
そのうえ普通のデビットカードよりも年会費が高くなる代わりにサービスがアップする「ハイグレードデビットカード」と呼べるようなものも登場している。
今回はクレジットカードじゃないけど「サービスが充実しているデビットカード」を紹介する。
もくじ
ハイグレードデビットカードってなんなん??
デビットカードにはクレジットカードと同じような使った分からある程度の割合でポイントなどが還元されるサービスが備わっていることが多い。
しかしそれは銀行によってバラバラで低ければ0.3%などから高ければ1%のものまである。
しかも還元率が低い上に年会費がかかるデビットカードもある。
還元率が高くて年会費がかからないクレジットカード・デビットカードもあるのに還元率が低くて年会費がかかるカードを使うメリットは全くない。
しかし年会費が高くてもサービスが充実しているカードもある。
ハイグレードデビットカードの代表・タカシマヤプラチナデビットカード
年会費が3万2400円とかなり高い
クレジットカードにはランクがある。一般・ゴールド・プラチナ・ブラックで順に年会費とサービスが変わってくる。
そして今から紹介するカードは名前からもわかるように「プラチナ」カードだ。
タカシマヤプラチナデビットカードの最大の特徴は国内で発行されているデビットカードの中で最も高額な年会費を必要としていることだ。
そのほか全てのデビットカードの年会費がどれもどれだけ高くても1万円を超えることが無い中でタカシマヤプラチナデビットカードだけが年会費3万2400円もかかる。
これが審査を経てある程度ステータスのある人のみが持つクレジットカードではなく、持とうと思えば誰でも持つことができるデビットカードであるという事実が登場時強い衝撃を起こした。
しかしクレジットカードでもそうだが、高い年会費を払うにはそれを超えるだけのメリットがなければただの金食い虫で終わってしまう。
尋常ではない還元率「10%」?!
タカシマヤプラチナデビットカードのカード利用した際の還元率は最大で10%。
ただしこれは高島屋での買い物に限られ、レストランや喫茶での利用と特価品に関してはこれに含まれない。
また高島屋百貨店の中でも名古屋のジェイアール名古屋タカシマヤといよてつ高島屋では還元率が2%になる。
そしてこのタカシマヤプラチナデビットカードには還元率で非常に注意しなければならない点がある。
ソニー銀行の口座と結びついてるけど……
タカシマヤプラチナデビットカードはソニー銀行の口座と紐づいたデビットカードだ。
そしてソニー銀行にはそもそもソニーバンクウォレットというデビットカードが存在し、これは年会費無料で利用状況によって還元率が0.5%から最大2%まで変化する。
しかしじつは同じ還元率を2%にしたとしてもこの2つはバック(還元)されるものが全く違っている。
というのもソニーバンクウォレットは「現金」がキャッシュバックされるのに対して、タカシマヤプラチナデビットカードは現金ではなく「タカシマヤポイント」がたまっていくのだ。
このタカシマヤポイントも2000ポイント貯まれば2000円分の高島屋お買い物券に交換できるだけなので、使い勝手の面であきらかに現金でキャッシュバックされる本家ソニーバンクウォレットよりも劣っている。
空港ラウンジが無料で使えるように!
7月からは特典に「ラウンジキー」という空港のラウンジを年間6回まで無料で使えるサービスが付帯するようになる。
クレジットカードのゴールドなら当たり前のように付いている空港のラウンジサービスだが、デビットカードでこれが付いてくるのは本当に珍しい。
といってもこのラウンジキーというサービスは非常にクセモノで、どこの空港のどのラウンジでも年6回までなら無料で使えるわけではない。
そもそもクレジットカードの特典で使えるラウンジは空港にある航空会社のラウンジではなくカード会社などが運営しているラウンジだ。
なので場所が手荷物検査場よりも手前にあったりして不便なところが多かったり、サービスが航空会社のものよりは明らかに劣る。
その上でこの「ラウンジキー」は使える空港がかなり絞られてしまう。というか「成田と中部、せいぜい関空」以外では全く役に立たないといっても過言では無い。
海外だと使えるところやサービスが充実しているラウンジなどもあって良いサービスだとは思うのだが、こと日本国内に限ってしまえば「航空会社の上級会員が使えるラウンジ」にはとても及ばないし「クレジットカードの上級会員が使えるラウンジ」ほどの数もないのでこれを目当てにするのだけはやめておいた方がいいだろう。
ソニー銀行のClubSが自動的にプラチナに
正直最も堅実なメリットと呼べるのはソニー銀行の優待プログラムであるClubSがタカシマヤプラチナデビットカードを持っているだけで自動的にプラチナステージになることぐらいだろうか。
プラチナステージになるとATMの利用手数料が無制限で無料になるほか、海外でのATM利用手数料も5回まで無料になる。
他にも他行への振込手数料が11回まで無料になったりソニー銀行をよく使うのであれば強いメリットだ。
実際このプラチナステージになるには外貨預金や投資信託、AIを利用した投資などソニー銀行に預けてある日本円以外の資産残高が1000万円以上必要になる。
はっきり言ってふつうの人にはそんな資産どこにもないので現実的に銀行はよく使うしタカシマヤもよく使って、その上で手数料などをなんとかした人くらいにしかオススメできないのがタカシマヤプラチナデビットカードの現実だ。
昔は輝いてた!楽天銀行ゴールドデビットカード
かつて著者が高校生の頃に使っていたこのカード。
なぜかというと年会費無料のカードと還元率が全く同じなのに年会費が5400円もかかるのだ。
かつてはこのカードを持っているだけで楽天銀行の優待制度が少し上がったりもしたが今はそれもなく、というかその頃は年会費ももう少し安かったのでATMの手数料などとを比較すれば持つだけの価値はあったのだが。
一応ポイント還元以外の特典もあるにはあるのだが、5000円払うほどの価値がないのでふつうに年会費無料のデビットを使おう。
真打登場・ミライノデビットPLATINUM
比較しようにもコレが最強すぎて悩んだ
さてこの記事はこのデビットカードを紹介したかったから書いたと言っても良い。
だがタカシマヤプラチナデビットカードがラウンジキーを特典にしてくれたおかげでバッチリかけるようになったのだ。
SBI住信ネット銀行の「スマプロランク」が2ランクアップ
ミライノデビットPLATINUMはSBI住信ネット銀行が発行するデビットカードで、これまで紹介したものの中では最も新しく登場した。
最大の特徴は所持しているだけでSBI住信ネット銀行の優待プログラム「スマプロランク」が自動的に2ランクアップすることだ。スマプロランクはランク1〜4までがあり、ミライノデビットPLATINUMを持っていれば自動的にランク3になる。
またこれはあくまで追加要素になるのでこれとは別に「基本ランク」がある。基本ランクが2ならミライノデビットPLATINUMを持っているだけでランク4になる。
このスマプロランク4の特典はATMの利用手数料が15回まで無料、振込手数料も15回まで無料になる。
またミライノデビットPLATINUMはポイント還元率が1%とデビットカードの中ではかなりの高水準。
そしてカードを使ったらたまるポイントは500ポイントごとに現金にそのままコンバートすることができるので、現金還元のソニーバンクウォレットよりはちょっと手間がかかる感は否めないが一応ポイントをJALマイルに交換することもできるので「選択肢が増えた」と思えば良いだろう。
持ってるだけで最強!自動付帯の旅行保険つき!
これに加えてハイグレードなカードだけの特典も充実している。
旅行保険はクレジットカードならよくあるサービスで海外や国内で事故や病気になった際にかかった費用を負担してくれるものなのだが、その条件には「利用付帯」と「自動付帯」の2種類があり利用付帯がカードを使って支払った旅行で起こったものでなければならないのに対して自動付帯は持っているだけで自動的に効力を発揮してくれる。
つまりANAのツアーなどをANAのカードで払った場合であってもこのカードを持っていれば病院での治療費などを負担してくれるのだ。
他にも特典が盛りだくさんすぎてヤバイ
また先ほどボロクソに言ったラウンジキーも年3回まで無料で使える。
ただ実はタカシマヤプラチナデビットカードは無料と言いつつ利用するたびに27米ドルが一旦差し引かれて後日返金される仕組みなので万が一口座に残高がなければ利用できなくなる可能性もあるので、そう言ったことがないミライノデビットPLATINUMの方が優れている。
他にも100か国以上の空港やホテル、レストランなどで「BoingoWiFi」が無料で利用できる。利用できるWiFiスポットはおよそ40万箇所とのこと。(公式サイトより)
あとは国際線手荷物無料宅配サービスなどもあり非常におトクな特典が多い。
ただデメリットとしてはやはり年会費が1万円かかってしまうところだ。付いている国際ブランドもなぜか日本国内では採用しているのがSBIしかないMasterカード。
まぁ特に使い勝手が悪いとかはないし、年会費くらい余裕で回収できる特典が盛りだくさんで一時は申し込みを停止していたくらいだ。
記事のまとめ
というわけで今回は「ハイグレード・デビットカード」について解説しました。まとめるとこうなります。
- タカシマヤプラチナデビットカードは年会費が高すぎ!
- 楽天銀行ゴールドデビットカードは昔は強かった!
- ミライノデビットPLATINUMは特典いっぱいで最強!
結論:持つなら絶対にSBI住信ネット銀行のミライノデビットPLATINUM。
実は著者もSBIの口座は持っていてVISAデビットを使っていたのだがこの記事を書くついでにミライノデビットPLATINUMに切り替え申し込みをした。
SBIデビッドプラチナはBoingoのWi-Fiが使えるのも大きいですね
ロンドンでの買い物や地下鉄もマスターのNFCなのえ欧州ではVISAより安心?(笑)