どーも、最近PCの記事しか書いていない気がする男……顔デカ太郎です。
いやぁこの時期ってどうしても新製品発表ラッシュなのでPC関連の記事をたくさん書いてしまうんですよねぇ。
というわけで今回は先日発表されたばかりのMicrosoftのSurtfaceシリーズの新型を分かっている情報や過去の機種などと比較して買うのはアリかナシかを超辛口採点していこう。
もくじ
順当な進化をしたSurfacePro7
今回発表された機種の中で発売日が決まっていて予約も始まっているのがこのSurfacePro7と後で紹介するLaptop3だ。
まぁただメーカーのいう「いついつ発売予定」ほど信用できないものはないのだが、マジで。
ひとまずSurfacePro7は10月22日には発売されることになっている。価格は最低でも10万9780円から。
終わり。
というのは冗談なのだが、正直解説することってほとんどない。
今更だけどTypeCが搭載されたよ!
著者が去年この今使っているSurfaceGOを購入した最大の理由、それがUSBTypeCを採用していたことだ。
SurfacePro6まではどれだけほかのメーカーのPCがTypeCを採用しようとも、SurfaceGO以外で全く採用されていなかったTypeCをいよいよSurfaceProでも採用された。
ただ正直今のところ著者が調べられる限りの情報ではそのTypeCがUSBPDやThunderbolt3に対応しているのかなどはわかっていない。
なんせ公式サイトの技術情報にもUSB-Cとしか書かれていないのだ。
正直言って重要なのはUSBTypeCが搭載されていること以上に、それがどのレベルの規格にまで対応したUSBTypeCなのかということに他ならない。
ただ現状唯一SurfaceシリーズでTypeCを採用しているSurfaceGOも公式サイトなどにはUSBPDやThunderbolt3への対応をマイクロソフトは全くどこにも記載していない。そして実際GOはそれらに対応しているようには思われない性能しか発揮していない。
MicrosoftのMacbookことSurface Laptop3
オシャレでイカした奴らのとなりにはいつもMacbookがある。それをPCメーカーは羨むのだろうか。
現在のモバイルPCのトレンドは間違いなく「軽量」だ。重量1kg未満のものがそれにあたる。詳しくは先日書いた記事に詳細が載っているのでこちらもチェックしてほしい。
2019〜2020年版!大学生にオススメのPCをガチで紹介する
Laptop3はそれよりもまだ重い最低1.2㎏からという仕様。そのうえでディスプレイサイズも13.5インチか15インチかという、どこかで見たことのあるような寸法と重量。
そう、現行のMacbookAirとほぼ同じである。
端子もかつてのMacbook12インチを意識したのか、USBTypeAにTypeCを一基ずつ搭載した以外にはイヤホンジャックと充電器などをつなぐSurfaceConnectが備わっているのみ。
ただMacbookと違って純正のスタイラスペン(Surfaceペン)とタッチパネルに対応しているディスプレイを搭載している。
変な話タッチパネルでもなければSurfaceペンにも対応していないSurfaceがあったらかなり爆笑ものなのだが。
15インチモデルはまさかのAMD製CPUとGPUを搭載
モバイルPCのCPUはインテル製、というのがひと昔前までは当たり前。というか現在に至ってもほとんどのモバイルPCはインテルのCPUを使っているが、一部のモバイルPCにおいてはAMD製のCPUを採用しつつある。
GPU(グラフィック)においてはAMDのRadeonシリーズを採用しているPCは前々から時々あったりもしたが、CPUからすべてAMD製のものをまさかのMicrosoftがある意味推しモデルの上位互換に採用してくるとはかなり驚きだ。
実際SurfaceLaptop3の法人モデルには15インチモデルであってもCPUなどはすべてインテルのものしか選べないようになっている。
ただ実際Laptop3に搭載されるAMDのRyzen7とインテルのCorei7-1065では根本的にCPUの構造的に処理できる情報量に差がありすぎるので、もしLaptop3を買うのであれば15インチのAMD製CPUを搭載したモデルを買うべきだろう。
GPUはこの機体向けにカスタマイズされいるとは言え、すでに評判がいいRadeonシリーズを搭載している。
13.5インチモデルに搭載しているインテルのIrisPlusグラフィックスは確かにこれまでのIrisグラフィックスよりは性能が上がっているものの、この機体で選択可能な最上位のRadeonRXVega11とははっきり言って処理力において勝負にならない。
未知の領域、SurfaceProX
さておそらく発表やまとめサイトを見た人の多くが気になった機種であろう、SurfaceProX。
CPUはスマホのプロセッサなどで有名なクアルコムと共同で開発した新しいものを採用しているようで全くどのようなものなのか想像もつかない。
ProXではこれまでのSurfaceシリーズにはなかったベゼルレスデザインが取り入れられている。
ただおそらく立ち位置としては既存のProシリーズとGOの中間あたりなのだろう。外部端子がUSBTypeCが2つのみというなかなか攻めた仕様だ。
しかしそれにしても攻めたのかはわからないが、よくわからない仕様はほかにもある。
SSDが取り外し可能って普通のユーザーにはメリット薄いんじゃ……
これまでSurfaceにはMicroSDを挿入できるようになっていて、ROMの容量が不足した場合などはそれで補うような構造になっていた。
しかしProXではこれが廃止になってその代わりに内臓のSSDを簡単に取り外して交換できるようになった。
正直言ってこの仕様、謎でしかない。意味が分からないといってもいい。
普通に考えて一般ユーザーが裸のSSDを準備することなんてしないだろう。というかROMの取り換えとかギークなPCユーザーですら、データの引継ぎなどが厄介なのでほとんどしない。
もちろんやれないことはない。しかし面倒であることに変わりはなく、データがきれいさっぱり吹き飛ぶことだって十分にあり得る。なぜこんな仕様にしたのか。
どちらかといえば取り換えできるようになっていてうれしいのはRAMの方だ。
もう一つ謎な仕様がある。Wi-Fiだ。
Pro7やLaptop3といった同時に発表されて「先に」発売される機種には最新のWi-Fi6、11axに対応しているのになぜか後から発売になるProXの方はなぜかこれに対応していない。
まぁ11axに対応していてもルーター側や回線の方がまだほとんど普及できていないのでさほど困りはしないと思うが、どうせだったらその辺まできっちり対応していて欲しかった。
もはや謎の存在、SurfaceNeo,Duo
さて今回の発表で誰も予想しなかった製品がおそらくこのSurfaceNeo,Duoだろう。
そのうちSurfaceNeoは最近流行りかけているデュアルディスプレイの折りたたみPCとなっている。
最大の特徴は片方の画面の上に物理キーボードを重ねて置くことで既存のノートPCと全く変わらない操作性を実現していることだ。
通常時ではトラックパッドなどはついていないがキーボードを置いた状態では画面下部に仮想トラックパッドを出すこともできる。ほかにもMacbookに搭載されているようなバーをキーボードの上に出すこともできる。
もう一つの新製品、SurfaceDuoはまさかの
しかし一番驚いたのはSurfaceDuoだ。なんてったってこいつ、PCではなくスマホだ。
Microsoftは今までにスマホでかなり痛い目にあっている。記憶に新しいところではWindowsPhoneだろう。結局頼みの綱のビジネスマンにすら相手にされずあえなく撤退した過去が。
しかしそれでもMicrosoftは諦めていないようだ、しかしDuoはただのスマホではない。
これまた最近流行っている?のかはちょっと疑問だがちょくちょくいろんなメーカーが出し始めている折りたたみスマホだ。
大きさ的にどちらかといえば一時期流行ったファブレット(スマホより大きくタブレットより小さい)サイズだ。
ただ一番驚いたのはこれ、OSがWindowsではない。
もはやWindows10以降のOSを発表しない、10をずっとアップデートしていくとしているMicrosoftにとってはOSなんて正直どうでもいいのかもしれない。
それよりもofficeやクラウドだったり端末を使ってもらった方が収益性が高いのだろう。
結論:正直言って買うならSurfaceLaptop3がいい、Pro7は論外、ProXはCPU次第か
Laptop3はかなり期待できる性能といえる。それに対してPro7はただPro6にTypeCが載っただけという感じが否めなくてあえて買う必要があるかといわれればないだろう。
ProXに関してはもはや独自開発のSoC(CPUとほぼ同義)の威力が未知数過ぎて何とも言い難い。
キーボードにSurfaceペンが収納されているのは確かに便利だと思うがペンが平たくなったときに握りにくくなったり使いずらさを感じるようでは何の意味もないのだから。
そして来年以降に発売される残りの2機に関してはもうProXの比ではないレベルで未知数のため、というかもし仮にMicrosoftが今までのSurfaceシリーズで完成したとするなら他社が作っている同じような機種とは比較にすらならないだろう。
正直いって特にDuoなんかは中国のよくわからないメーカーが思い付きでなんとなく作った感があるような、ある意味遊びの要素が強いジャンルなのだ。今までほとんどMicrosoftや例えばAppleのような大手の機体が投入されたことはない。
しかしはじめにも言ったがメーカーの言う「来年発売」は全く信用できない。来年といっても2020年の1月と12月では全く意味が違うし、これまで一体どれだけのファンがいろいろなところで発売延期を繰り返されたことで落胆してきたことか。
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