どーも、マジで最近PCの記事しか書いていない気がする男……
先日更新した大学生向けPCの記事で読者の方からこんな反響をいただきました。
2019〜2020年版!大学生にオススメのPCをガチで紹介する
文系大学生を狙い打ちしたいい記事だと思う。
でも正直大学生は金がない。できれば10万円(税込)以内でレポートやブラウジングがある程度できるもの、これなら買えるというPCを教えてほしい。
もちろん起動も比較的早いもので。
顔デカさん、お願いします。
確かにその通りでしかなかった。正直著者の前提に「どーせ4年間使うんだから高いもの買った方がいい」「親が買ってくれるでしょ」という甘い考えがあった。
しかし全員が全員そう家族に買ってもらえるわけでもないし、まして著者の言ったPCたちはカスタマイズした方が絶対にいいモデルで量販店では取り扱っていなかったりもする。
すぐに購入できなければ意味がないことはないのだが、購入意欲がそげるというのはもっともな意見だ。
というわけで今回は「大学生や高校三年生が一か月のバイト代(5~10万円)だけで買えるハイコスパPC」を紹介しよう。
今回紹介するPCはすべて著者が秋葉原や千葉のビックカメラやヨドバシカメラで実際に店頭に並んでいたものに限っている。価格に関しては税込み価格で店頭か価格ドットコムの安かった方どちらかを掲載する。
参考程度にアマゾンのリンクも貼っておくが正直そこから買うのはオススメしないが買ってくれると著者が喜びます。
もくじ
正直使い勝手は安定しないがコスパだけならSurfaceGOは間違いなく最強(¥53000~)
絶賛著者が使用していて不満しかないSurfaceGO、はっきり言ってこれは著者の使い方が悪いからだが普通に考えればこれほどコスパに優れたPCはない。
学校が契約してるから割と多くの大学でofficeは在学中無料で使える、だからofficeはプリインストールされていなくても問題ない。
とはいえざわざわ自分でofficeをインストールするのはめんどくさい。あらかじめ入っていてくれるとずっと、すぐにつかえるわけで便利なことに変わりない。
また何よりSurfaceシリーズの中でもダントツ、というかほかのPCと比べても圧倒的に軽量なそのボディはほかの性能に一切満足していない著者ですら唸るレベルだ。
基本的に起動や動作も軽快で使いやすい。PCを開くときだって顔認証(WindowsHello)を使って簡単に開いてくれる。
何より値段が割と安定していることが著者のオススメポイントだ。下手に高い安いの差が少なくていい。
調べれば調べるだけ安いところが出てくるのは本当にキリがなく面倒でしかないのだ。その点ほぼ定価売りが基本のSurfaceはありがたい。
しかしだからといってSurfaceには割引がないわけではない。公式サイトでは学生専用の割引でいつでも10%以上安く購入できるようになっているし、定期的に量販店などでも本体とカバーが一緒についてきたりとお得感が強めなキャンペーンが行われている。
弱点としては外部出力端子が極端に少ないところだろう。もしプレゼンなどでプロジェクターに接続しなければならない場面に遭遇するとUSB-Cとの変換器を持っていなければならなくなる。
またいわゆる一般的なUSBメモリの端子もないため、正直著者はすべてメールやクラウドで共有してもらう場面にしか遭遇しないので何とも言えないがUSBメモリを多用する人は不便かもしれない。
ただ最近は既存のUSB-AとUSB-Cの2つの端子を兼ね備えたUSBメモリなども販売されているため、もしSurfaceGoを買うのであれば一つくらい筆箱に忍ばせておくと便利だ。
ハイコスパPCといえばASUS
Chromebook Flip C101PA-OP1(¥36260~)
正直言っていきなりこの端末をお勧めするのは気が引けるのだが、実際触ってみると案外よいものだったので紹介しよう。
これ、まずOSがWindowsではない。
もちろんPCのOSがWindowsである必要など全くない。MacbookのOSはOSX(Macintosh)だし、それ以外にもいくらだってカスタマイズすればOSなんていくらでもある。
このPCはOSがGoogleの作ったChromeOSを利用している。
Windowsのように外部からアプリやソフトをインストールすることはできないが、ウェブアプリやChromeのストアで配布されている拡張機能などを利用すればおおむね補うことが可能。
普段からPCのブラウザでChromeを使っていると「起動が速い」と思うかもしれないが、その特徴はChromebookにも受け継がれている。起動は公称値で4~20秒と一般的なWindows機とは比べ物にならない。
スペック自体はかなり低いができること自体も限られているためWindows機でよくある「固まって動かない」とかいったことはあまりない。
しかしそれでも著者のようなタブを開きっぱなしにしたうえでさらに動画を再生するようなバカな使い方には向いていない。ROMもPCで使うデータのほとんどがクラウド上に保存されるため最近のスマホより少ない。
またそもそも外部出力端子がUSB-Cしかない。SurfaceGoと同じくUSBメモリの利用頻度が高い場合はこの端末はオススメできない。
ちなみに同じ価格帯のWindows機をASUSは出しているが、あんなもの化石か下敷きの間違いなので絶対に買ってはいけない。
どういうわけか、ChromeOSを搭載したChromebookはキーボードがMacと同じようなスペースキーの両サイドに「かな」「英数」のキーがあるものを採用しているところがある。
著者のようなMacbookはコスパ最悪だから使いたくないけどキーボードは好きという変態にはある意味オススメかもしれない。
ZenBook14 UM431DA-AM045T (¥109770~)
最初に謝らせてほしい、このPCは10万円超えています。
ZenBookを一言で表すなら「おしゃれPC」だ。なんか一時期はMacbookの猿真似みたいな製品を作っていたりもしたが今は独自性というよりはただ「おしゃれでスマートな」PCを作っている。
割と人気で発売されて日が短いこともあって店頭では品薄状態になっていることも。
何より特筆すべきなのはCPU、ではなくインターフェースの数だ。
はっきり言って安いPCにはインターフェースが不足、というか削減されがちだ。インターフェースが豊富な端末はどれも高価格帯のものばかり。VAIOなんかがまさにそれだ。
しかしこのZenBook14には普通のUSBことUSB-Aをはじめ、USB-C、SDカードスロット、そしてHDMI端子も備えている。
おそらくこれだけあれば困ることはないだろう。VGA端子のプロジェクターは少なくなっているし、HDMIがあれば全然困らないだろう。
ちなみにこいつ、10万円を超えているのになぜこの記事で紹介したかというと、別構成のほぼ同じ端末(UM431DA-AM001T)が現状アマゾンでだけ取り扱っていて10万円を切っているのだ。
どう何が別構成なのかというとCPUがAMDのRyzen7からRyzen5にダウングレード、SSDも容量が512GBから256GBに削減されているだけでそれ以外は全く同一の仕様だ。
正直言ってRyzen7と5のスコアはそこまで大差ない、ましてZenBook14に採用しているのはモバイル向けなので本当に誤差レベルの性能の違いしかなくバッテリーの消費もRyzen5の方が優れているので著者はアマゾンでRyzen5のモデルを購入すべきだと思う。
結論:レノボとかいろいろ考えたけどやっぱり性能が厳しすぎた
やはりコスパという面で考えるとSurfaceGOとChromebookFlip、ZenBook14を超える端末はない。
この3種のコスパは割り切りが必要な面があるとは言え、この値段でこの性能は申し分がないというのが結論だ。
特に10万ギリギリではあるがZenBookは性能、デザイン、インターフェースすべてが必要な分だけが収まっておりかなり優秀な機体といえる。
多少お金に余裕があるのであれば先日発表されたSurfaceLaptop3の上位モデルを買えばいいと思うし、そこまで余裕がないのであれば今回紹介した3機種の中から選ぶのが最適解ではないだろうか。
新型Surfaceって正直どうなん?Pro7,Laptop3,X,Neo,Duoを超辛口採点
まさか記事にしていただけるとは……感謝です。
とても参考になります。
やはりSurfaceやChromebookのような1kg未満の高コスパPCは性能に割り切りが必要なんですかね。この前DELLの7万ちょっとでcore i3,ssd搭載の良い感じのPCがあったんですが、重量が1.3kgでした。高コスパで重さの基準も満たすものはなかなか限られますね。
いつもコメント、ネタ提供ありがとうございます!
正直なんでもできる、と思わせてしまうのがPCだと思うので性能が限られてしまうとやれることも限られると思っておかないと結局それが機体への不満にしかならないんですよね。実際著者がSurfaceGOに現在思っていることがまさにそれです。
DELLはいいPCたくさん出してますよね!正直ほどほどの性能となると1~1.5kgくらいのものが多いかなぁってイメージです。ちなみに今回著者がZenBook14を選んだ理由はcorei3よりもスコアの高いRyzen5,7を搭載していてかなり値段もいい感じだったからです。あれなら多少重くても我慢できるかなぁと。