どーも、久しぶりに成田からLCCに乗ったら離陸するまでに1時間もかかってめちゃくちゃ疲れた男……
もはや日本の空にも定着したといえるLCCこと格安航空会社。
現在日本の国内線に就航しているLCCは何社あるかご存じだろうか。
ちなみにこの記事を書いている2019年10月24日現在だと5社なのだが、その内バニラエアは10月26日で運行終了しPeachと合併してしまうためそれ以降は4社となる。
そんなLCCを安い運賃に惹かれてこれからの冬休みや春休み、あるいは大学生の卒業旅行などで使う機会があるかもしれない。
というわけで今回は「実はLCCって会社によって全然何もかも違うんだよ」という内容をお送りしよう。
はっきり言うが「ジェットスターなら行けたんだからPeachでもいけるでしょ」とか思っていたらとんでもない目にあう。
もくじ
現在運航している国内線のLCCは4社
現在国内線に就航しているLCCは4社ある。
まずANA系列で関西空港を拠点にしているPeach。
JALとオーストラリアの航空会社カンタス航空が合同で出資するジェットスタージャパン。
マレーシアの大手LCCであるエアアジアや日本のIT大手楽天が出資するエアアジアジャパン。
そして最後に中国のLCC春秋航空が出資する春秋航空日本(SPRING JAPAN)。
そもそもLCCって?
そもそもLCCとは既存の航空会社で行われているサービスを簡素化したり、座席数を増やしたり運行頻度を上げることでランニングコストを削減して利益を捻出する経営方針を取っている航空会社である。
代表的なところではANAやJALでは当たり前のように行われているドリンクサービスや手荷物預かりを全て有料にしている。
なのでLCCを格安航空会社と訳すのは微妙にニュアンスが間違っている。
ローコストなのは乗客から見たものではなくどちらかというと、航空会社から見て機材(飛行機)のやりくりを効率化させて運航コストを下げている点がローコストだ。
なのでLCCでも手荷物を預けたり機内で飲食をしたりすると大手航空会社と同じくらいの運賃になることもある。
国内線LCCの牽引役 Peachの特徴って?
Peachは国内線を就航しているLCCの中でも唯一関西空港を拠点にしている。また現状関西空港の第二ターミナルを使う唯一の国内線にもなっている。
Peachは関西空港を中心に国内14の空港へ就航している。
良くも悪くも超標準的なLCC
先日著者は北海道へ行くために成田空港からPeachを利用したが、まぁ感想としては
さすがに日本ではじめに設立されたLCCだけあって何もかもが良くも悪くも他社や他国のLCCでもありがちな感じだった。
ただ10月26日以降は現在成田空港の第一ターミナルを使っているPeachもLCC専用ターミナルである第三ターミナルに移転するため要注目である。
[say img="https://xn--v1tz8a.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/06/27f5c6b0fea4043eefc9d03953366999.png" ]第一ターミナル使ってるけど機体はかなり遠くにあって搭乗までにめっちゃ時間かかって仕方ないから、むしろ構造が簡素な第三ターミナルの方が便利になるんやわ
運賃は3種類とこれまたほかのLCCと同じような感じ。
運賃と持ち込み手荷物7㎏だけが付いているシンプルピーチ。そのシンプルピーチに預入荷物1つと前方と非常口付近以外の座席を指定できるバリューピーチ。さらに預入荷物1つ追加と最前列座席以外の座席を指定できるプライムピーチがある。
1390円かかる最前列席(ファストシート)はアリ?
Peachのどの運賃を購入しても追加で手数料がかかる機体最前列の座席「ファストシート」はほかのどの座席よりもシート間隔に余裕があり、なおかつこれはLCCだとPeachにしかない特典がある。
実際に著者はこのシートを利用したが、Peachの座席はLCCでは標準的な座席間隔を採用しているものの、かなり狭いので広い座席と荷物が早く返ってくるのは大変ありがたかった。ただもう一回1390円払うかどうかはかなり微妙だ。
預入荷物とこの座席指定料金だけでせっかくセールでかなり安く変えた航空券が倍以上の値段になってしまってお得感が薄れてしまった。
機内食が特徴的?
PeachはもちろんLCCなので機内食やドリンクは全て有料だ。
一般的にLCCの機内食は見た目と味が悪いとされているが、Peachではそんなことはない。ただちょっとだけ特徴的なのだ。
他にもLCCの機内食ではよくあるカップ麺などもあるがあえて頼むものでもないだろう。
著者もたこ焼きを頼んだのだが、頼む前に
と思っていたが、特に周りの乗客に変な顔されるわけでもなかった。
絶対に日本を諦めない!エアアジアジャパン
さぁ、LCCをそこそこ使ったことがあるという人でも馴染がないだろうエアアジアジャパン。
この会社、現在のブランドは実は2代目でかつて一度就航するも1年で撤退するというなかなかクレイジーなことをやってのけた過去がある。
そもそもエアアジアジャパンはマレーシアやタイの大手LCCであるエアアジアがANAと協業で設立したLCCで、成田空港を拠点にしていた。
しかしエアアジアとANAの考え方の違いや、そもそもANAは先に独自でPeachをすでに立ち上げていたこともあってうまく行かず、初代エアアジアジャパンはANAが引き取った上でバニラエアとしてブランド変更をした。
その後、エアアジアは楽天など出資者を変更したうえで再度就航を目指したが、これまたうまく行かず難航しまくった挙句ようやく中部国際空港を拠点に新千歳空港との間を行ったり来たりするだけの地味すぎるLCCとして再出発した。
現在エアアジアジャパンは中部国際空港と新千歳空港、仙台空港との間に2つの路線を就航させている。
地味すぎて存在をよく忘れられるエアアジアジャパン
東南アジア方面の国際線では存在感の強いエアアジアだが、日本の国内線では存在感皆無といってもいい。
就航している空港の新千歳空港は北海道最大の拠点空港だからよいとは思うが、中部国際空港と仙台空港となかなか
基本的にLCCは飛行機をとにかく飛ばしまくって回転を上げて、空席を減らさなければ利益が出ないのだが就航都市が少なく利用客の需要も微妙な都市間での運行は戦略として正しいのかかなり疑問だ。
後編へ続く
文字数が大幅にオーバーして前後編にわけることにしました。
続きはまた明日更新します。
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