どーも、これでもマクドナルドで腐るほど働いていた男……
マクドナルドといえば全国に3000店舗ほどある世界一の外食チェーンなのだが、そんなマクドナルドには実のところ組み合わせによって損をしてしまう食べ方買い方頼み方がある。
これは実際にクルーとして働いていた著者だからこそ言えることだ。
というわけで今回はマクドナルドで一番得するように、とにかく損しないように食べるにはどうすればいいかを解説しよう。
フィレオフィッシュのセットは朝に食べるべき
それではまず初めに著者がずっと思っていたことなのだが、フィレオフィッシュのセットは朝に食べたほうがいい。
商品のクオリティは全時間帯で最高のものを出そうと思えば出せるのだ。フライヤーの油は交換したてが一番おいしいのだが、そんなことさすがにクルーに聞いても答えるわけがないので聞くだけ無駄だ。
ではなぜ朝食べたほうがいいのか、それは安いからだ。
そもそもマクドナルドでは朝5時から10時半まで朝マックという朝食用の別メニューを出しているのだが、フィレオフィッシュだけは24時間通して提供されている。
通常のフィレオフィッシュセットの値段は640円なのだが、朝マックだとこれが510円になる。
しかし朝マックのセットはサイドメニューがハッシュポテトになるので厳密に言えば同じとは言えない。
レギュラーメニューでも選ぶことができるナゲットやサイドサラダは朝マックだとセットにプラス50円でチョイスできるようになっていて、仮に50円付け加えたとしても安いのだ。
これにはまだ落とし穴がある。サイドメニューをナゲットかサラダにして、さらに朝よりも安い時間があるのだ。それがランチタイムである10時半から14時までの間だ。
この間はフィレオフィッシュだけでなく、ダブルチーズバーガー、てりやきマックバーガーもセットの価格が550円になっていて、朝でなければサイドメニューの変更にプラス料金はかからないのでナゲットにしても550円で済む。
あと勘違いでクーポンを使ってサイドメニューを変えようとする人もいるのだがそれはできないのでクーポンを使うときは朝ならハッシュポテト、それ以外はポテトをおとなしく食べよう。
ポテナゲはある時期に頼むと損してしまう
17時以降閉店か24時間営業のお店では翌5時までの間、マクドナルドは夜マックをやっていてバーガーのパティ(肉)を2倍にできたり、ポテナゲという商品を販売している。
このポテナゲ、実はある時期に購入すると損してしまう。
その時期というのが現在(2019年11月28日)、まさに今なのだがナゲット15ピース390円のプロモーションをやっている時期だ。
2種類あるポテナゲのうち、ナゲット15ピースとポテトL2つの組み合わせになる特大は普通に単品で購入すると1230円とマクドナルドで支払うにはかなりばかばかしい値段になるのだが、セットで買うと800円になっていてかなり安い。
しかしナゲット15ピースが390円の時期になると、ほぼ確実に配信しているアプリのクーポンでポテトL190円と合わせて購入することで770円とポテナゲ特大を買うよりもさらに安くなってしまう。
さらに現在(2019年11月28日)はポテトの値段がそもそも全サイズ150円になっていてこれだとすべてバラバラに買ったほうが690円と元の値段より大体半額くらいになってしまう。
夜マックにしてはいけないサンドイッチ
ひとまず前置きをしておいて、ポテナゲからのつながりで導入当初はクルーが嫌がって仕方がなかった夜マックのパティ倍。
100円を追加することでお肉を2倍にできるのだが、これも物によって得したり損したりが結構激しい物だ。
というのもそもそもマクドナルドのサンドイッチに入っているお肉は1枚のものと2枚のものとが混在している。
さらにいえば豚肉を使ったもの、牛肉を使ったもの、鶏の胸肉を使ったもの、形成肉のもの、魚介類を使ったものと材料も様々だ。
原価云々以前に先ほども行ったパティが1枚でも2枚でもパティ倍にかかる料金はたったの100円。ハンバーガーの倍も、ビッグマックの倍も、どちらも100円で可能。
ハンバーガーとビッグマックは同じ10:1(テンワン)パティを使っているが、どちらを倍にするにしたってかかるお金は100円なのだ。必要なパティ枚数は全然違うというのに。
少なくとも10:1パティを使っているサンドイッチを夜マックで倍にするのであれば、絶対にダブルチーズバーガーかビッグマックにするべきなのだ。
ちなみに著者が働いていた頃にも聞かれたのだが、ベーコンレタスバーガーなどに入っているベーコンはパティではないので倍にはならない。
さらにクリスプやチキチーを倍にするくらいならもう一個サンドイッチを買った方がバンズも付いてきてお得だ。
個人的にオススメな夜マックのパティ倍はチキンフィレオ、てりやきチキンフィレオの2つだ。作ってみたり、食べてみればわかるのだが信じられないぐらい分厚い。
店舗の構造によってはサンドイッチを調理するところで引っかかってしまうことすらある。
そもそもチキンフィレオなどに使われるMチキンパティは片面だけ衣がゴツゴツと分厚くなっているため、下手くそがアッセンブル(調理)すると信じられない分厚さになってしまう。
さらにここで具材のスライスレタスが芯の多い部分だったりするとなおのこと厚みが増してしまって、時々とてもじゃないが食べれ厚さではないことだってある。
さらにMチキンパティは単体でも頼むことができて、シャカシャカチキンの鶏肉がこれにあたる。
シャカチキにはパティと袋、シーズニング(粉)が付いて150円だが、シーズニング自体は30円で買えるし、袋は持ち帰り用の紙袋で十分代用可能なので、シャカチキを食べたい時にもチキンフィレオのパティ倍は使えたりする。
セットのサイドメニューとドリンクは組み合わせによって損をする
10時半以降に販売しているレギュラーメニューのバリューセットは基本的にサンドイッチの価格に300円でサイドメニューとドリンクがつく。
300円でドリンクとサイドメニュー、と言ったが全部のドリンクがMになっているわけでもないし、サイドメニューはポテト以外はワンサイズのみになるがそれでもポテトとは価格が異なるものもある。
ただセットに関しては今まで紹介したような「こうした方が安くなる」ような組み合わせはない。いかに300円だけ支払ってそれ以上のリターンを望むかと言ったところだ。
そう言った視点で見るとドリンクをシェイクに、サイドメニューをナゲットにするのは一番ダメなパターンだ。
これらをバラバラに買うと320円。20円分しかリターンがない。
サイズアップしてトータルの支払いはサンドイッチの部分を除いて320円になるが、リターンは80円に増加する。
逆に一番リターンが大きい組み合わせはサイドサラダとオレンジか野菜生活の組み合わせだ。
この組み合わせを単品で買うと520円になるのでリターンは220円と最大。しかし注目すべきなのはバリューセットで一番安いエグチのセットは500円、もちろんエグチのセットでもこの組み合わせはOKなので、エグチのセットでこの組み合わせをすると実質エグチがマイナス20円で買える。
マクドナルドにはチーズバーガーやハンバーガーのセットがないので、仕方なく単品でサイドメニューやポテトなどもバラバラに購入する人もいるのだが、そんなことするくらいならエグチのたまご抜きのセットにした方が断然安くなる。
マクドナルドの価格設定はたまに意味不明なことをやっているので、こういう抜け道を探すのは結構楽しい。
結論:マクドのメニューは超おもしろい
最後にひとつだけ注意事項を書いておくと、マクドナルドの値段は実は全国均一ではない。
マクドナルドの値段設定は4段階あり、9割の店舗はアプリなどのメニュー表に書いている値段がそのまま採用されているが、立地やテナントの家賃などの理由で通常よりも割高な値段設定になっている店舗もある。
またさらに一部の店舗では店舗のスペースや人員の都合で一部メニューを販売していないところもある。割とシェイクを販売していない店舗はそこそこあるのだ。あの機械デカくて高いから。
今回この記事で紹介した値段は最もオーソドックスな値段の店舗の場合だ。
なのでそこそこレアな値段が違う店舗ではこの通りにならない場合もあるので注意してほしい。
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