どーも、AirPodsProを早々に売り払ってミーハーじゃねえんだぞ俺はとか言ってめんどくさい人間を地で行く男……
そんなことはどうでもよくて、品薄といいつつもAppleStoreアプリを朝の8時か10時とかに見ていればAirPodsProは割と高確率で確保できる。
著者も手放したもののだんだん増えていくAirPodsProユーザーを見るたびにうらやましいやら妬ましいやら、ややこしき感情を抱えていてちょくちょくAppleStoreアプリを覗いてしまう。
とは言ってもやはり、あの音質で3万円越えは高すぎる。
というわけで今回はAirPodsProよりコスパ、使い心地、音質などなど人それぞれ異なったこだわりたいところそれぞれに合わせたワイヤレスイヤホンの選び方を紹介しよう。
もくじ
AirPodsシリーズの強みはほぼほぼH1チップのおかげ
今やフルワイヤレスイヤホン界隈において一大勢力を築いているAirPodsシリーズ。
もちろんApple製というのも売れている要因の一つだが、使い勝手や接続性・操作性が他社類似性品よりも圧倒的に優れているのが人気になっている理由の一つだ。
だが「接続性に限って」はAirPodsの専売特許というわけではない。
AirPodsの接続性の優秀さを支えているのはAppleのH1チップだ。
このチップによってApple製品とのペアリングが非常に簡単にできて、尚且つワイヤレスイヤホンによく起きる「遅延」もかなり軽減できる。
H1チップはAirPods以外にも搭載されていることがある
さてそんなApple製品との組み合わせでワイヤレスイヤホンを無敵な存在に変えてしまうH1チップ、別にこれがAirPodsだけに搭載されているわけではなく一部のBeats製品にも搭載されている。
ただなんだかんだいってBeatsももはやAppleの一部。AirPodsProなんかもおそらくBeatsの技術が流用されているのは明白。
となると実質H1チップが搭載されているのはApple(とその関連企業)が販売しているワイヤレスイヤホンのみになってしまう。
しかしながらAirPodsに比べれば幾分かBeatsのフルワイヤレスイヤホンであるPowerBeatsProの方が音質は優れている。そこはやはり音響メーカーの意地といったところか。
iPodの頃から音楽デバイスを出している割にはAppleの音質へのこだわりは全く信用できないのでもしも接続の安定性と低遅延を求めるiPhoneユーザーがいるなら、AirPodsProよりもPowerBeatsProの方が優良な選択肢だ。
音質もだけど充電のことって考えてる?少しは気にしたい充電端子
ワイヤレスイヤホンである以上、本体内部に必ずバッテリーが搭載されているしそれを充電しなければほとんどの機能が使えない。
だからもちろん充電する必要があるのだがそのために必要なものと言えばケーブルではないだろうか。
現状ラインナップにあるワイヤレスイヤホンの充電ケーブル(端子)の種類はMicroUSB、Lightning、USB Type-Cの3種類。そしてこれらのどれかと合わせてQiに準拠したワイヤレス充電が可能になっているものもある。
ワイヤレス充電はQiにさえ対応していればそれは標準規格なので幅広い機器で利用できるため何の憂いもないだろうが、端子に関しては由々しき問題がある。
先ほど紹介した3種類の端子のうち、MicroUSBに関してはもうほぼ全時代の規格と言っても差し支えないものだ。スマホやそれ以外の機器の端子にもあまり搭載されないようになっている。
著者のように部屋に何本ものケーブルが使える状態で置いてあるような変態さんならば問題ない、しかし普通の人はケーブルなんて何本もある必要なないしできることなら少ない本数でまとめてしまった方が整理整頓できてすっきりするだろう。
また、iPhoneユーザーなら当たり前のように存在するLightning端子のケーブルもiPhoneを使っていない人や、Apple製品を全く使っていない人にとっては縁のない代物だ。
となるとこれもそんな人たちからするとMicroUSBと同じくイヤホンのためにケーブルを1本用意しておかなければならない邪魔な存在といえる。
つまりiPhoneユーザーならLightning端子のもの、もしくはMacやiPadProを使っているならばUSBType-Cのもの、AndroidユーザーならばUSBType-Cを採用しているものがいい。
完全ワイヤレスにするの?それとも一部有線?
ワイヤレスイヤホンと一口に言ってもAirPodsのようにケーブルを一切使っていないフルワイヤレスタイプとBeatsxのような一部にケーブルが残っているタイプのものがある。
どちらにも利点と欠点が
フルワイヤレスイヤホンがそれこそ無線接続の恩恵をフルに享受してケーブルの煩わしさから完璧に解放されるのに対して、一部にケーブルが残っているとどうしても何かの拍子でそのケーブルが引っかかったりしてうざったい思いをしなければならない。
しかしながらフルワイヤレスイヤホンがケースだけ、あるいはイヤホンの片方だけを無くしてしまうこともあるのに対して、そうでないものは無くすとなれば全部どこかへ行ってしまうので何というのだろう、メンタルへのダメージが少ない。
また物理的なケーブルがあることでワイヤレスイヤホンであっても断線の可能性がある。ただこれはフルワイヤレスイヤホンの方も破損欠損があるのだし、どちらにも使えなくなるリスクはある。
値段別オススメワイヤレスイヤホン
1万円未満でオススメなのは圧倒的にBeatsX
1万円未満というかなり広い価格帯であっても正直全くどれを勧めようか、一切悩まなかったぐらいにはBeatsxは優秀だ。
音質もやはりそこはBeats、1万円未満の決してミドルレンジ機とも言いづらい価格であってもしっかりと追求された音質が込められている。
もちろんH1チップが搭載されていて充電端子はLightningなのでiPhoneユーザーに非常に優しくなるよう設計されている。
2万円代でオススメできるのはAirPodsかSONYのWF1000XM3
次の2万円代でのオススメワイヤレスイヤホンは別の記事で書いたのでそちらを参照してほしい。

3万円以上でオススメできるのはAirPodsPro?
著者の感覚として高級機の部類に入る3万円以上の製品でオススメできるのは一体なんだろうか。
散々別の記事でディスっておいて何だが、選択肢として論外とかそこまでのことを言うつもりはない。価格と不相応な性能しかないと思っているだけで。
以前も解説したと思うが、3万円を超えるようなワイヤレスイヤホンを買うのならば「同じ価格帯でもっと音質の優れたワイヤレスヘッドホンを購入できる」のだ。
そもそもイヤホンよりもヘッドホンの方がどんなものであれ音質が優れているのは明白。ドライバーと呼ばれるようはスピーカーに相当する部分が大型である方がより良質な素材を使用して音を再生できる。
ただ音質だけを取れば3万円のAirPodsProを買うよりも同じ価格でヘッドホンを買った方がいいと言うのは合理的な選択なのだが、そもそもワイヤレスイヤホンが欲しい状況や理由とワイヤレスヘッドホンを使う状況がマッチするかと言えばそんなことはないだろう。
ケーブルがあることで煩わしさを感じていたりポケットに入れて手軽に持ち運べるからイヤホンを選択しているのだとすれば、ヘッドホンなんてケーブルがなくなったところでそのでかい図体のせいで取り回しは不便でしかなくあえてそれを選ぶ理由になっていない。
そう考えるとAirPodsProは確かに高級機並みの価格ではあるものの需要には確実にマッチしており、音質にめちゃくちゃこだわるわけではなく利便性の方が優先される状況であるのならばノイズキャンセリングも搭載されていて良くできた製品であることは確かだ。
結論:ワイヤレスイヤホンを買うならBeatsx、AirPodsシリーズ、WF-1000XM3がオススメ
簡単に選ぼうと思ったならば今回著者が上げた機種がいいだろう。
それ以外にもiPhoneなどApple製品を多く使っているのならばH1チップ搭載の製品が、Androidユーザーならば充電端子がUSBType-Cの製品を選ぶと良いだろう。
結局音質や耳に合うかなどは本人が使ってみるまでわからないのでこんなブログではそれ以外の「誰が見たって同じ条件で比較できる」ことを差別化して紹介するしかない。
いまだにiPhoneにLightningからイヤホンジャックのアダプターを使って古い有線イヤホンを使っている人を時々見かける。
余程使い勝手が良いのかそれとも愛着があるのか、そのどちらかそれ以外の理由のどれでもないのならばそんなものを使い続ける理由はもはや存在ない。
さっさとワイヤレスイヤホンを買ってケーブルから解放されるといい。
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