どーも、先日ドコモに問い合わせをしようと思って電話をしたときに
と言われて心底困った男……
今回は別に著者のようなアホみたいに番号を持っている人に関する話ではない。
意外と著者の周りの学生でもUQやワイモバイルを使っている人は多く、著者が使うようなストリーミングサービスや極端な話学生の悪友ことYouTubeも大学のWiFiが飛んでるところでしか使わないなんて奴もいる。
なお現在は漏れなく学内に立ち入ることができないので自宅にいるのだが。
著者にしてみれば多少の不便さなら金を払ってでも解決したいところなのだが、月々3000円の出費はきちんとした定期収入があるわけではない学生にとっては厳しい話なのだろう。
そんな折にふと思ったのが「何を思ってUQとかワイとか格安SIMを使ってるんだろう」ということだ。
おそらくなんとなく安かったからとか勧められたからとかそんなところだろうけれども、実際にもしこれから通信費を抑えたくて検討している人がいればぜひ見てほしい内容になる。
テーマは直球に「UQとY!モバイルってなにか違うの?」だ。
結論を言えば大違いだ。
もくじ
Y!モバイルはサブブランドでUQは格安SIMだったんだけど
つい最近までこの二つは本質としてはどちらもサブブランドであったのだが、一応名目上UQは別会社がやっているサービスであったので格安SIMを名乗っていた。
だが明らかに楽天モバイルを意識してからかauがUQからモバイルサービス事業を吸い取ってauと一体的に展開していくと発表した。
これによって今までは一部の店舗でしか行えていなかったauショップの中でUQモバイルも案内して契約してもらうことができるようになっていた。
ソフトバンクはソフトバンクショップのなかで料金が高いというユーザーに対してY!モバイルを勧めることで他社への流出を防ぐことに成功していた。
auもこれに倣った形になる。
よく見ると料金一緒じゃね?
と、思ったらワイモバイルに騙されている
さて、同じ形態に晴れてなった二つのサブブランドだがパンフレットやホームページに掲載されている値段は同じだ。
だがこれで受けられるサービスまで全く同じだと勘違いしたらワイモバイルの思う壺だ。
クソみたいなワイモバイルの料金システム
著者の非常に嫌いなシステムに特に理由もなく「6ヶ月xxxx円割引」というものだ。広告に載せるためだけの姑息な手段だと思う。
これと全く同じものがワイモバイルにも導入されている。
ワイモバイルは契約から6ヶ月間は700円が自動で割引される。7ヶ月目からは値段が上がると言ったほうが正しいように思うが。
UQには今のところそう言った理由もなく何故か割引されるようなシステムはない。使い続けてオプションなどを増やさない限り基本料は一定のままだ。
ワイモバイルはかけ放題がそもそも付いている
上記のような書き方をしたが正しくは「勝手に付けられていてそもそも外す選択肢がない」だろう。
そもそも疑問に思ってほしい。
ワイモバイルは6ヶ月間700円割引しているのであれば、どうしてパンフレットとかに載っている料金はUQと同じなのかと。
理由は要するにワイモバイルの6ヶ月700円割引は「勝手に付けたかけ放題オプションの分だけ高くなった基本料をバレないようにするため」なのだ。
UQの場合は同じ内容のかけ放題も全てオプションになっており必要とあらば自分で選んでつけることができる。
固定回線とのセット割が特殊
大きな違いの一つと言えるのが固定回線とのセット割引だろう。
大手キャリアでは当たり前のように提供されている固定回線とのセット割だが、そもそものパケット容量が少ないUQとワイのユーザーにとっては必要不可欠なものだ。
わかりやすいのはワイモバイルの方だ。
ワイモバイルで固定回線とセットにして割引を受けようと思うとソフトバンク光かソフトバンクエアーのどちらかを契約しなければならない。
これ以外に選択肢はない。
UQの場合はWiMAX回線を何かしら契約していれば割引される他、BIGLOBE光と沖縄でのみの展開になるがauひかりちゅらでも割引を受けることができる。
割引額は現行のプランを契約している場合ならどちらも500円なのでその辺りで差はない。
が、そんなことだけを解説するだけならこんな記事はいらない。
割引してもらうには条件がある
まぁ大手キャリアでもそうなのだが「ただ固定回線を契約すれば携帯代安くしますよ」なんて簡単にやるわけがない。奴らは手段が汚いのだ。
UQもワイモバイルも共に固定回線で割引を適応させるには決まったオプションに加入している必要がある。
UQだと固定回線側に固定電話のオプション(500円)が最低でも必須になっている。
ワイモバイルの場合はソフトバンク光でおうち割光セット必須オプションを契約する必要がある。
ここではUQと大きく差があり、このオプションにかかる費用は同じく500円なのだがオプションの内容がだいぶ違う。
おうち割光セット必須オプションには500円の中に3つのまた別々のオプションが組み込まれていて、大きく分けるとレンタルのWiFiルーターと固定電話を使うための契約になっている。
固定電話に関しては本当にいらない人にしてみれば無駄としか思えないだろうが、WiFiルーターの方は結構重要でこれがあるのとないのとでは割引云々以前に「WiFiの速度が違い過ぎる」のだ。
ソフトバンク光には他の光回線には当たり前のように提供されているIPv6という通信速度を高速化するためのサービスを必須オプションに含まれるレンタルのルーターを使わなければ動作しないクソ仕様がある。
どんな方法を使ってもこれを回避することはできない。
引っ越したてでルーターを買うのも面倒という人にとってはありがたいかもしれないが、著者のようななんでも最新のスペックが高いものばかり使っている人間にとっては最新規格を使っていないようなルーターに金を払うのは死んでもごめんだ。
とは言っても変にルーターの規格にこだわるよりIPv6にちゃんと対応させた方がよほど通信速度は改善するので、ここはまげてルーターをレンタルするしかない。
正直この必須オプションはバラバラに契約すると500円どころでは済まないのでかなりお得になっていると言える。
家族割が使えるなら固定回線とセット割を適用すると逆に損する場合も
どの道少ないパケット(ギガ)数で契約すると固定回線(WiFi)は必要になるだろう。
しかし契約するにしたってそこで割引を組むことでかえってトータルの支払いが多くなる可能性もあるのだ。
UQモバイルを使う場合では一人ぐらしで契約する場合も家族何人かで契約する場合も基本的に家の固定電話が必要なのであれば固定回線とセット割にすると高くなる。
家族何人かで使う場合には家族割が適応されるのだが、これを使うと固定回線やWiMAXルーターとのセット割引は適応されない。
家族割が親回線以外の家族グループ内の回線からそれぞれ500円ずつ割り引かれるのに対して、固定回線とのセット割は親回線からのみ500円割引されるだけだ。
家族割の条件は単純にグループを組んでいればいいだけなので固定回線とセット割の時のように何かオプションに入る必要などは一切ない。
なので家族3人以上で使う場合は下手に固定回線とのセット割をするよりも家族割を適応させたほうが割引額が多くなる。
もしUQモバイルを検討していてWiMAXルーターではなく自宅に固定回線を引こうと思っているのであれば、別段あえて割引が適応される回線にする必要はないだろう。
基本的にワイモバイルも一人で使うのであればソフトバンク光とセットにすると結局オプションと割引額がイーブンになってしまうので、だったら別の回線でオプションも何もつけないほうがトータルの支払い額が安くなる。
家族割引も適応範囲はUQと全く同く割引してくれるため、その辺りでUQとワイモバイルは差別化されていない。
結局どっちを契約したほうがいいのか
結局のところワイモバイルとUQモバイル、どちらを選べばいいのか。
まずはauやソフトバンクを使っていてこれらを検討しているのであればauユーザーはUQでソフトバンクユーザーはワイモバイルだ。
基本的に楽天モバイル以外は日本国内である程度人間がいるところなら電波は通じるだる。
そうはいってもやはりキャリアによって通じたり通じなかったりする場所がないとは言えない。意外と都会のビルの間とかで発生してくる。
携帯を変えたらいきなり通じなくなったとなれば不便なこと極まりない。
できる限りそんなことは発生しないように使っている回線はそのままにしておいたほうがいいだろう。だからauからはUQ、ソフトバンクからはワイモバイルだ。
ドコモユーザーだったり他の携帯会社を使っている場合は「10分以内の通話をする機会が多いのか」と「通信を節約する機能があると便利なのかどうか」で決めるといい。
ワイモバイルには迷惑なことに10分かけ放題が勝手に押し付けられている。
その分半年間はこの料金は請求されないように700円割引されているが、それ以降はこのオプションがついていないUQよりも使わないものにお金を払うことになる。
10分かけ放題を使うなら割引が適応されるからお得だからワイモバイルを選ぶべきだが、いらないのならずっといらないものにお金を払う必要はないのでUQにしたほうがいい。
もうひとつ、通信を節約する機能があると便利なのか、で決めると良いのだが通信を節約する機能とはなんなのか。
一部の格安SIMサービスでは契約しているパケット(ギガ)を消費しないために手動で低速状態にする機能が付いている。UQモバイルにはこの機能があるのだがワイモバイルにはない。
UQはこれをSNS使い放題と言っているが別にSNS以外もパケットを消費するわけではない。
これがあることで例えばYouTubeを見ている時だけ高速回線を使ってそれ以外の時は基本的に低速を使っているなんてこともできる。
結構これは便利な機能で例えば月末に旅行に行ってそこでとった写真をすぐにインスタにあげたい、と思ってもパケットを使い切っていると強制的に低速になってしまうので月初からずっと低速で使っておいて旅行に行っている間だけ高速にするとパケットをぞんぶん使えてわざわざ課金してギガを買う必要もなく経済的だ。
またUQはワイモバイルにはない余ったパケットを翌月まで繰り越す機能がある。長期の旅行などであれば前月から備えておくこともできる。
以上「今使っているキャリア」と「電話をする頻度」「パケットの消費をコントロールできる」点に着目して選ぶといい。
結論:正直UQが一番いい
はっきりいって一人暮らしで一番お得に効率的に携帯とネットを契約するならWiMAXとUQモバイルだ。固定回線となら無駄に固定電話を契約しなければならないが、WiMAXのモバイルルーターなら外でも使えるし変なオプションも必要ない。
ワイモバイルはもしこれが「大手キャリアのサービスでこの価格」だったら非常に満足なのだが、サブブランドやひいては格安SIMとしては不適格にもほどがある。
ワイモバイルの存在は変にソフトバンクの存在意義を否定しているだけだ。
だってそうだろう、その値段で提供できるなら最初からそうしてろと思うのは著者だけではないはずだ。
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