どーも、新しいものと特売品には目がないクソ男……
ちまたで1円スマホとかばらまきとか話題になったRakutenMini、著者も買いました。
ただ著者はすでにRakutenUNLIMITを契約していたのでわざわざもう1回線追加で契約する羽目になりました。
それでも端末代を全額支払うよりは安いのだから相当破格だ。
今回は最小スマホと話題のRakutenMiniを使ってみた感想を珍しくレビューしていこうと思う。
もくじ
ある意味超理想的なスマホ
最近のスマホはディスプレイの大型化が進んでいた。
元々手が大きい人の割合が高い欧米であれば問題ないかもしれないが、そこまで手が大きいわけではない人の割合が高い日本では片手で操作しにくいといった観点から小型のスマホは一定層から常に支持がある。
ぺ)そもそも欧米と日本の携帯電話はそもそもキーボードの構造が大きく異なっている。片手で操作しやすいように設計されていたガラケー時代のキーボードをほぼそのまま現在でも使っている日本のスマホとPCと同じような配置になっているキーボードが使われている欧米のスマホとではそもそも片手で操作する必要性の有無の違いが設計思想に影響しているといわれている。
RakutenMiniは名前からも分かるようにかなり小さい。片手で握りしめれるくらには。
ポケットにも収まりやすく取り回しがよい。
ただあまりにも小さすぎてポケットに入っている感覚すらないので、ふとした時に落としてしまったのではないかと思う時があるくらいだ。
入力操作は画面が小さい分フリック入力も小さな動作でできるのでかなり個人的にはやりやすいと思う。
著者はどの端末でもだいたいフリックの感度を最大まで引き上げているが、RakutenMiniは今のところ唯一初期設定のままにしてある。
特徴的なUI
ホーム画面は非常に独特で一般的に左右にスワイプして画面を切り替えることが多いスマホのUIだが、RakutenMiniのUIは画面の小ささを活かした上下にスワイプすることで画面が切り替わる仕様になっている。
左右にスワイプしても一応画面は切り替わるのだが、ニュースとウィジェットが出てくるだけで、そこにアプリなどは配置できない。
アプリは1画面に7つまでしか表示されずそれ以上は別の画面へ行く。
このおかげでアプリのアイコンが小さくならずに済んで操作性が悪化しない。
このUIのアプリ配置はぱっと見でAppleWatchと同じように思えたのでつい同じように操作してしまったが、流石にそんなややこしいUIではなく上下で切り替わるわかりやすいものだった。
小さくて安い分性能は相応だが通信速度は快適
これだけ値段が低い端末だと正直性能面に期待するのは無駄だ。
ただ正直いってちょっと謎なのがWiFiがLTE回線よりも遅いことだ。
時間帯にもよるのだがほぼ常に楽天回線を使用したほうがWiFiに繋ぐよりも通信速度が出ている。
同じタイミングで自宅のWiFiに接続したiPhone11Proと比較すると、iPhoneが300Mbpsくらい出ているのにRakutenMiniは20Mbpsくらいしか出ていない。
これでLTE時の速度もそれと同じか低いくらいなら性能のせいだなと片付けられるが、なぜかLTE回線は40Mbpsくらいは出ているのでちょっと意味がわからない。
楽天回線を使っている間は制限なしなので基本的に著者はRakutenMiniに関しては常にLTEを使用している。
アプリをダウンロードするときなどもなぜかWiFiだとダウンロードが始まるまでにかなり時間がかかるのに、LTEを使用している時はスムーズに開始されてすぐ終わるから本当に謎でしかない。
カメラと画面、スピーカーの性能はお察し
値段が値段なので性能に期待してはいけないが思った以上にCPUはいい働きをしている。
しかしやはりといっては失礼だろうが、カメラ・画面・スピーカーの見て分かる部分の性能はやはり値段相応だ。
著者の感覚としては5年前くらいのスマホと同じような感じだった。
特にスピーカーに関しては「かろうじて鳴っている」というような音が聞こえていればよかろうレベルのもの。一番期待してはいけない部分だ。
最近のスマホなどでよく使われている、通話の際に使うスピーカーの部分からも音が流れて擬似サラウンド機能を体感できるようなことも一切ない。
Felica機能はモノによっては使えないかも
RakutenMiniの特徴にFelicaが搭載されているのでおサイフケータイ機能は万全というものがある。
が、これは必ずしもそうとは言えなくて楽天が提供するEdyやモバイルSuica、モバイルPASMOには少なくとも対応しているのだが、著者が持っているXperiaXcompactでは対応しているANAのスキップサービスにはなぜか対応していなかった。
おそらくこの辺りはFelicaに対応しているかに加えて、機種自体にFelicaを使った機能がデベロッパーから提供されているかどうかによって変わるのだろう。
元に同じ機能を使うJALのサービスは問題なく登録ができた。
画面保護フィルムは買わなくていいかも
スマホに限らず画面に保護フィルムを貼る人は多いと思う。もちろんRakutenMiniにも機種を購入時だったり後から楽天市場でこの端末用のフィルムを買うことができる。
しかしRakutenMiniに限ればもしかしたらそれは不要かもしれない。
別に端末が安いから画面がボロボロになろうがどうでもいい、というわけではない。
iPhoneもそうだが買った時には初期段階で傷がつかないようにフィルムが巻かれている。
iPhoneやXperiaのフィルムは貼ったままだと通話が聞こえなかったり操作に支障を来すのでもれなく剥がすが、RakutenMiniに最初から付いているフィルムは剥がさなくてもそのまま使えるのだ。
それどころか通話時に使うスピーカーやインカメラの部分だけ切り抜いてくれている謎の親切仕様。
著者も購入してからずっと剥がさずに使用している。
欠点としては長期間付けっぱなしにしていることを想定してはいないと思うので耐久性がないことだ。ポケットに入れただけでかなりの傷がフィルムにつくのでおそらくしばらくすれば端のほうから剥がれてくるだろう。
通話時の音量も快適
最近のスマホでちょっと気に入らないところが、通話するときに耳へ当てると音が小さすぎて聞こえないことが多いところだ。
もちろん通話環境にもよるのだから一概に端末が悪いと言えないのだが、RakutenMiniはよくわからないのだがRakutenLinkを使って通話しても音質も良く相手の音声もかなりクリアに聞こえて非常に快適だ。
いらない楽天アプリが結構入ってるけど全部消せる
大手キャリアの端末を買うと一度も使わないキャリア謹製アプリがワンサカ入っていて邪魔で仕方ないがアンインストールできない仕様にイラつくことも多い。
RakutenMiniも初期段階で楽天のアプリが結構入っているのだが、いらないものは普通にアンインストールを選択できるのでdocoかの端末のようなことは起こらない。
デザインは普通だけど材質はちょっと安っぽい
RakutenMiniには物理ボタンが側面の音量調節と電源ボタン以外にはない。
指紋認証はないが顔認証は付いている。ただiPhoneのFaceIDやWindowsHello、一部のAndroid端末のような高度なセキュリティシステムではないので心配なら使わないほうが無難だ。
また値段が安い分全体的に握るとプラスチックであることがよく分かる。
ぱっと見ではそこまで明らかに安っぽさを感じることはほぼないのだが、側面のシルバー塗装は低いクオリティであることがわかる。
側面下部のスピーカー用の穴はかなり仕上げが雑で繊細な衣類などは引っかかるかもしれないレベルだ。指で触るとすぐにざらざらとした感触がわかってしまう。
また側面のシルバー塗装は現状のところそのような箇所はないがおそらく塗装だけになるので、擦れるとかんたんにはげてしまうだろう。
その辺りが気になるのであればケースをつけることをお勧めするが値段が値段だけに妥協するべきだとも思う。
結論:RakutenMiniは2万円払ったとしても買う価値ありないい端末
著者は1円だったから買ったようなものだが、その前からずっと欲しかった端末だった。
やはりFelicaもきちんと搭載していてなおかつこれだけ小型の端末は他にないので個人的には買ってもいいかなと思っていた。
実際使ってみると1円だからというよりも単純に端末の完成度が高く、2万円だったとしても十分納得のいく性能だと思う。
1円キャンペーンは在庫限り、17日までなので欲しい人は早めに買ったほうがいい。
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