どーも、基本的にANAユーザーな男……
最後にJALに乗ったのは上京する際にとりあえず大阪から東京に行かなければならなかったときに使って以来、その前となると10年くらい前になってしまう。
どうしてそんなにJALに乗っていないのかと言われれば機会がなかったからとしか言いようがないのだが、おそらく今後もあまり乗ることはないだろう。
やはり一番使う空港に就航していない航空会社を使うことなんてない。
そんな普段は便利で使い勝手の良いANAユーザーの著者が「JALいいなぁ…」と思わずため息が出てしまうところを紹介しよう。
もくじ
海外の空港にもJALのラウンジがある
いきなり国際線の話になるがJALは自社のラウンジ「サクララウンジ」が国内の空港以外にもホノルル・サンフランシスコ・フランクフルト・バンコク・マニラにもある。
海外なんて行かねーよ、あるいはラウンジを使えるようなファーストクラスに乗る機会もステータスもねーよ、と思うかもしれないが夢を語ったっていいじゃないか。
海外に行くとなんとなく日本食や日本をはやく感じたいと思う時がある。現地で食べたものより空港のファストフードの方が記憶にあるとかよくある話だしそんな感じだ。
という著者の個人的な感情は別にしても国際線を多く運行しているJALには海外にもラウンジがあるのだが、ANAにはホノルルを除いて存在しない。
元々日本の航空産業は国から国際線はJAL、国内線の幹線はJALとANA、ローカル線はANAと後にJALと合併するJASになる東亜国内航空と大まかに役割分担を決められていた。
そういった事情があったためANAは長らく国際線定期便の運行はできず、実際に国際線定期便を運行できるようになってもなかなか黒字にならず規模でもJALにかなうことはなかった。
ただでさえ黒字になっていない国際線のコストを増やすわけにも行かなかったのかANAはA380をホノルル線に導入するまで海外の空港に自社ラウンジを設置していなかった。
しかし別にこれはANAがお金を渋っているというわけではなく、ANAは早くから航空連合(アライアンス)の1つ、スターアライアンスに加盟したためビジネスクラスを使った時などは現地空港にスターアライアンス加盟会社のラウンジがあれば使えるようになっていたので問題はなかった。
国内線ラウンジのクオリティがJALの方がいい(ような気がする)
隣の芝生は青く見える、見えているだけかもしれないのだが通常時のラウンジサービスだとANAラウンジよりもJALのラウンジの方がクオリティが高いように思える。
まずどちらの会社も国内線ラウンジの設置されている空港は全く一緒だ。
ラウンジを使うための条件もほぼ同じ。一定以上のステータスを持つ上級会員であるか、当日上級クラスを利用するかしていればいい。
ただこの上級会員に関しては別だが上級クラスについてはANAとJALとではかなり状況が異なる。
ANAが多くの路線で上級クラスであるプレミアムクラスを設置しているのに対して、JALのラウンジが使える上級クラスでるファーストクラスは羽田を起点に新千歳・伊丹・福岡・那覇線のみ。
それ以外の路線にはクラスJというエコノミークラスよりちょっとシートが良くなっただけ、その分追加料金がだいぶ少ないがラウンジや優先搭乗などのサービスは一切ないものしかない。
なので必然的に、特にJALのファーストクラスが設定されていない空港のラウンジでは混雑がマシになる傾向がある。
とはいっても上級会員自体は結構いるし、なにより羽田や成田で国際線に乗り継ぐ乗客は国際線で利用するクラスによっては国内線がエコノミークラスであってもラウンジを利用できるので乗り継ぎ需要が高い便の出発前はやはり混んでいる。
そんなJALのラウンジの混雑や設置空港などの話よりも深刻なのが一部の空港のみにある上級ラウンジだ。
JALもANAもラウンジには3種類あり、自社の普通のラウンジと上級ラウンジに提携している自社運営ではないラウンジだ。
自社運営ではないラウンジと自社の普通のラウンジは正直言ってJALもANAも大差はない。リニューアルしていたり最近できたから内装がキレイとかそれくらいの違いで、提供されるサービスはほとんど同じだ。
この普通のラウンジはJALならサクララウンジ、ANAならANAラウンジという。
対して上級ラウンジはJALならダイヤモンド・プレミアラウンジ、ANAならANAスイートラウンジといったかんじ。
そもそも国内線のラウンジは基本しょぼい。そこまで長時間いる必要もないだから食事をたいそう豪勢に用意することもない。
しかしJALもANAも上級ラウンジでは国際線のラウンジ顔負けなサービスを提供している。
普通のラウンジに置いてあるアルコールよりも上位の銘柄であったり、食事が提供されていたりするのだ。またシャワールームも設置されているところもあるため夜の便や徹夜明けからの早朝便で利用する際など非常に助かる。
が、残念なことに提供される食事の質がJALのダイヤモンド・プレミアラウンジとANAのANAスイートラウンジではえらい違いなのだ。
とは言っても国際線にあるような豪勢なラウンジのようなレストラン顔負けのものがあるわけではなく、あくまで普通のラウンジに比べたら小腹を満たす程度のものが置いてあるくらいだ。
それでもJALとANAのとでは置かれている品数や品質がだいぶと差があるように思ってしまう。もちろん味は個人の感覚による部分が大きいのだから一概にどちらがいいとか判別しにくいものではあるが。
JALのラウンジといえばカレーが定番というイメージがある。
残念なことに国内線のラウンジにはカレーを置いてないのだが、ダイヤモンド・プレミアラウンジではそのカレーを使ったカレーパンが食べれる。
おにぎりやパンなどのもコンビニで見かけるようなものと同じ感じがしてしまうANAとは違いJALものもはしっかりと作られている。
JALのファーストクラスがどう考えてもANAのプレミアムクラスより優れてる
ANAの多くの国内路線で設置されているプレミアムクラス 。
いわゆるビジネスクラスに相当するもので、ANAの上級会員と同じ扱いをされるのに加えてシートもグレードアップしたり機内食とアルコールを含むドリンクも提供される。
JALだとこれに相当するのはファーストクラスだが設置されている路線が極めて少ないのが難点なのだが、それを別にすればはっきりいってプレミアムクラスより断然良いと断言できる。
地上での扱われ方はそこまで大差はないと言える。強いていうならラウンジくらいだがまぁいいだろう。
食事、に関しては多くのブロガーが「JALはきちんと食器で出してくるのにANAは弁当箱で出してくるからダメだ」といっているが著者はそうは思わない。
ANAもJALがファーストクラスをやっている羽田から伊丹・新千歳・福岡・那覇への路線ではきちんと食器で提供している。
ただ羽田伊丹線は飛行時間が短いために別メニューになっている。
なので平等に評価するのであればそこはどちらも同じぐらいのサービスになっていると言える。
むしろ問題なのは料金とシートだ。
プレミアムクラスもファーストクラスもそれ用の運賃は非常に高額でどちらも似たり寄ったりな値段だ。
しかし当日空港でプレミアムクラス やファーストクラスに空席がある場合は追加料金を支払うことで座席をエコノミークラスからアップグレードできる。
このアップグレードに必要な料金が全然違うから問題なのだ。
JALの場合、エコノミークラスからファーストクラスへのアップグレードには8000円が必要になる。これはどの路線であっても同一料金だ。
しかしANAの場合は路線によって値段がだいぶ違ってくる。ファーストクラスと競合する区間では1万〜1万5000円ぐらいと最大で倍程度の差がある。
その上ANAは空席があれば2日前からオンラインでアップグレードができる代わりに当日アップグレードする場合は前日までよりも1000円高くなる。
最大で倍の値段差があるにもかかわらずプレミアムクラスのシートは高確率でファーストクラスのシートよりも古めかしくしょぼさを感じるものを引き当ててしまう。
というのもANAのプレミアムクラスは導入されはじめてから結構時間が経っているのに対してJALのファーストクラスはまだ導入されてから日が浅い。
導入されている路線も少ないためファーストクラスのシートを搭載した飛行機は限られている。
しかしANAのプレミアムクラスの方はANAのほとんどの路線で導入されているためプレミアムクラスが設置されていない飛行機の方が少ない。
ただ多くの機種で設置されている分、導入された時期によってシートの形状や機能に雲泥の差があるのだ。
JALには2種類しかない、しかも今後は古いものを一掃して新しいものに統一するとのことだがプレミアムクラスのシートは国内線専用機材に限ったとしても7種類はある。
この7種類のうち少なくともボーイング767に搭載されているシートに関しては間違いなくハズレくじといって差し支えないものだ。
単純に古いのもあるが今時エコノミークラスにさえ装着されているコンセントが上級クラスであるプレミアムクラスでさえないのだ。
ほとんどの機種に搭載されている最もオーソドックスなシートも乗った時に「あぁまたこれか」という気持ちになりなんとも言えない。
正直この一番オーソドックスなシートははっきりいって可もなく不可もなくといった感じなのだ。特別座り心地が悪いわけではない、正直本革のせいで滑りやすかったりかないシートが酷使されてヘタっている感を除けばさほど問題はない。
なお一部の767には改修されてオーソドックスなシートになっている機材もある。
しかし機種によっては国際線の近距離ビジネスクラスと同じシートのものであったりするわけで、そんなほぼまっ平になるまで電動で倒せるシートと手動でレバーをがこーんと自分で操作しなければならず、時折勢い余ってシートが滑り出してしまって体に衝撃がくることもある。
プレミアムクラスは席数が少ない。しかしサービスをするCAの数はエコノミークラスよりはるかに多いのでそんな瞬間を見られてしまったもう最悪だ。
また個人的には機内WiFiとコンテンツは同じなのでさほど重要視していないのだが、パーソナルモニターの有無もあるだろう。ないよりはあった方がいい。
結局のところ、シートの種類が多いおかげでアタリハズレが出てきてしまっているためにハズレを引いた時のがっかり感がより強調されてしまう。だからこそ2種類しかなく、ハズレがないJALがうらやましいのだ。
地味にローカル線はJAL系が多いのがうらやましい
冒頭で「かつては国際線をJAL、国内幹線をJALとANA、ローカル線はANAと後にJALと合併するJASになる東亜国内航空と大まかに役割分担されていた」といったが覚えているだろうか。
現在JASという航空会社は残っておらずそのほとんどをJALが吸収している。
JASは地方のローカル線を運行するための子会社をいくつか持っており今でもそれらはJALグループながらも別の会社として存続している。
それがJAC(日本エアコミューター)やRAC(琉球エアコミューター)HAC(北海道エアシステム)なのだが、首都圏や関西に住んでいると馴染みのないこれらの会社は離島路線を維持する大切な役割を帯びている。
特に沖縄や鹿児島の離島へ行く路線は石垣や宮古を除いてANAは運行していないので必然的にJALグループであるこれらの会社を利用することになる。
そうなるともちろん普段ANAのマイルや特典を貯めていてもなんの効果も発揮しないしメリットもない。
普段からJALを使っていればこれらの路線を使ってもマイルや様々な特典を享受できるのだから羨ましい。
はっきりいって今のANAの路線網は大まかに必要なところをおさえているような感じになっているので「肝心な時に使える路線がなかったりする」ために失望させられる。
かつては盤石な国内線を持っているとされたANAも現在では極めて中途半端な路線展開になっているといえよう。
やっぱり日本のナショナルフラッグキャリアだから
JALが破綻したころより昔年の恨みを晴らすかの如くANAはどんどん攻勢にでて、というか京セラの稲森さんが頑張って立て直したりしたのを「政府の支援のおかげ」と一蹴して羽田の発着枠を相当数獲得するために国交省にごねてみたり割と大人気ないことをやった。
ANAにしてみれば純民間の航空会社としてJALの二番煎じを続けてきたことと、幾度となくあった経営危機を自力で潜り抜けてきたというのに、勝手に自滅して破綻したら規模が大きすぎて周りに迷惑かけすぎるからとか言って国に相当助けてもらったJALは相当憎かったのだろう。
そんな破綻してそのまま運行停止なんてことにすれば日本だけでなく様々な国の人々に迷惑をかけてしまうほどの規模を持っているJALはやはり名実ともに日本のナショナルフラッグキャリアだ。
ANAに乗る機会が多い著者にとってはたまにしか乗らないJALはやっぱりサービスが行き届いていると思う。といっても最近乗ったのは一年前の伊丹から成田に行くクラスJだけだが。
マイルやその他もろもろも地上で貯める分には正直ANAの方が貯めやすいのだが、飛行機に乗って、特に同じアライアンスの他社便を利用した際にたまるマイルはJALの方が多い。時と場合によるが。
様々な点において合理性を意識しているのがANA、コストは意識しつつもしっかりともてなしてくれるのがJALのように感じるのは著者だけだろうか。
正直ANAは日本を代表する航空会社であるがナショナルフラッグキャリアとしてはだいぶ型落ちだ。
やはりJALには敵わない。
結論:それでも著者がANAを使う理由
とはいってもやはり著者はANAユーザーだし今後もそうだろう。
神戸空港から羽田へ朝夕だけでも飛ばしてくれているのはありがたいものだ。よくを言えば日中も飛ばして欲しいが関空や伊丹もあるし需要を食い散らかすことを思えばなくてもいいかと思う。
それにほとんどの路線でプレミアムクラスを展開してくれているのも著者が好ましく思っているポイントだ。
やっぱりJALのクラスJは1000円で追加できる程度のものだしグリーン車と同じような感じのものだ。
それがどの空港から乗っても大体食事ときちんとした飲み物が出るプレミアムクラスがあるのはうれしい。
さらには地味にANAラウンジなどで感じられるアロマの香りが個人的に結構好きなのだ。
この間なんとなくANAからそれと同じアロマリキッドを買って家で使っているくらいだ。非常に落ち着く。
なによりJALが撤退した時は本当にどうなるかと思った神戸空港を沖縄便は全てソラシドエアに任せたりしているが使い続けてくれているのがうれしい。
今後はもっと神戸空港からの路線を増やして欲しいものだ。
例えば現状九州への路線はスカイマークが鹿児島と長崎に運行しているが、ソラシドエアの拠点でもある宮崎などへ就航するのは十分にありだと思う。
宮崎は九州の中でも陸の孤島感が増している。新幹線が作られる気配はないし、同じく新幹線ができそうな気配のない大分と違って高速特急が走っているわけでもないためにアクセスがかなり悪い。
神戸空港は近くに山陽新幹線の新神戸駅があるので新幹線がどうしても競合相手になるが宮崎ならばそんな心配はまずないし十分な勝機もあるだろう。
最近はJALとコードシェアをしているFDAが神戸空港からの路線を増やしつつある。
どうかANAも路線展開を増やしていって欲しいものだ。
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