どーも、気付いたら新幹線より飛行機のほうがよく使っている鉄道オタクな男……
もはや日本の移動手段において永遠のライバル関係にある新幹線と飛行機。
東京を中心に路線が広げられているが沿線に住んでいない人やあまり旅行に行かない人にとっては実は利用する機会がないものだろう。
著者にとっては新幹線も飛行機も当たり前の存在だが使ったことがない人にとっては道の領域のものだろう。修学旅行で初めて乗りましたというのも多い。
というわけで今回は新幹線と飛行機ってどっちの方が快適なの?をお送りしよう。
新幹線の座席が広いのには理由がある
まずもって新幹線のほうが飛行機に比べて座席の間隔が広い。
ANAやJALの国内線エコノミークラスのシートが79cm間隔で座席を構成されているのに対して、東海道新幹線の普通車は104cmと25cmもの差がある。
これだけのスペースがあれば座席の前にスーツケースも置けるくらいだ。
飛行機の場合はスペース的に無理という以前に安全上の問題で前の座席の下に入れるか、頭上の棚に入れるかあるいは預入荷物として空港で搭乗前に預ける必要がある。
新幹線はそういった事前に預ける必要もサービスもない。
新幹線の座席の間隔が広いのは別に飛行機に対抗するためでも、空いたスペースに大きな荷物を置かせるためでもない。
新幹線の座席感覚が飛行機よりも広いのは座席を転換させる必要があるためだ。
飛行機は原則として前にしか進めない。なので後ろ向きに座席を向ける必要がないため座席を回して後ろ向きにする必要がない。
これに対して新幹線は終点に着くと反対向きに折り返して出発するので座席の向きが固定されしまっていると後ろ向きのまま進んでしまう。
高速で走る新幹線は飛行機の離着陸時ほどではないもののG(引力)がかかるので後ろ向きのまま進むと乗り心地が大きく損なわれる。
新幹線の座席は2あるいは3席がセットになっているので、最大で3席分のシートを回せるだけの間隔が必要になるのでそう言った機構が搭載されていない飛行機よりも座席の間隔が広くなっている。
手荷物検査が負担というのは違う
飛行機の欠点として出発時刻よりも30分程度早く空港に到着して手荷物検査を受けなければならない。
また機内に持ち込めないサイズの荷物はカウンターで預ける必要がある。
最悪駅について先に出る列車に飛び乗るだけなら2分程度で可能な新幹線よりもかなり時間に余裕をもっていなければならない。
特に手荷物検査はPCやスマホを鞄やポケットから抜き出す必要があるので抵抗がある人もいるだろう。
しかし正直言って手荷物検査は混雑さえしていなければさほど負担でもない。
羽田空港では順次新しい検査機に変わっていてポケットにはできる限りスマホなどは入れておくべきではないが、今までのように鞄からPCやタブレットなども出さなければならないようなことはなくなった。
検査機の精度があがったために障害にならなくなったのだ。
なのでポケットに入れたスマホを取り出しさえすれば後は鞄をレーンのカゴに入れれば終わりだ。
幾度となく空港を利用している著者が手荷物検査場で止められたのは一昨年うっかりリュックに入れっぱなしになっていたマイナスドライバーを没収された時だけだ。
しかし手荷物検査が負担になる時もある。
それが神戸空港のようなよくある地方空港で一つしかない手荷物検査場に出発便が重なったとき、それで手荷物検査場が長蛇の列になったとき、そしてそれが土日や連休など普段飛行機を使わない人がよく使うとき。
正直羽田空港や伊丹空港など大きな空港では複数の手荷物検査場があり、なおかつ飛行機をよく使う上級会員は専用の手荷物検査場があるので手荷物検査場が混んでいても長時間並ばされることは少ない。
一番困るのはレーンが一つしかなかったりするところなのだが、困っているときに限って訳のわからないことを言って後ろの客を先にいかせようとしないDQN客がいるのだ。
もうこうなってしまった時は不運を呪うしかない。
神経質な人は飛行機のほうがオススメ
著者はどちらかといえば神経質なほう。
新幹線や飛行機の中でよくPCで作業するが横の席に人がいるだけで一切進まない。
そんなクソしょうもない理由で横の席に人が来て欲しくない人には飛行機がオススメだ。
飛行機の利点として飛んでる時間が短いことが挙げられるのだが、ということは仮に横に人が来ても新幹線と比べて一緒にいる時間を短くできる。
東京大阪間なら新幹線が2時間半で走破するということなので、最初から最後まで隣に人がいるとすると2時間半の苦行だが、飛行機なら1時間程度の我慢だ。
作業効率としては最悪だが貧弱な機内WiFiではどのみちオンライン環境が必要な作業はできないのでそのくらいは我慢しよう。
PC作業をする時は新幹線より飛行機のほうがオススメ
地味に著者が飛行機の中で作業しやすいと思っている理由の一つに、騒音がでかいことがある。
PC作業をすると地味にキーボードの打鍵音が気になる。
他人がやっているのも気になるし、自分が出している音も誰かの気に障らないか気になる。
特に著者のようにかなりタイピングが早い人はその分相当な騒音を発している。
それが飛行機の機内であればそもそもエンジンや色々な騒音のおかげでほとんど自分でもわからない。
新幹線は良くも悪くも静かなので静音性に優れたVAIOなら全力でタイピングしても静かなのだが、普通のWindowsPCやMacでは打鍵音がかなり響いてしまう。
飛行機では機内オーディオも提供されているので打鍵音程度の騒音ならばよほど力で殴らない限り何かをいわれることはない。
他人にとやかく言われたくないが、他人の目は気になるという人には飛行機がオススメだ。
結局どっちがいいの
新幹線を最近著者があまり使わない最大の理由が飛行機のほうが値段安いのだ。
東京大阪、あるいは神戸方面への切符を新幹線で用意すると最低でも1万円を超えてしまう。
しかも安い切符は大阪までしかいかなかったりするので実家のある兵庫県まではたどり着けない。
飛行機の場合だと28日前までだと概ね1万円を下回れる。もっと前に購入すると7000円程度で購入可能だ。
正直言って割引なしの状態で兵庫県までの切符を新幹線で用意すると15000円くらいするので、単純にいって片道の切符代で往復の航空券が買えるのだ。
著者は別にビジネスマンでもなんでもないので急いでいるわけでもなんでもない。
流石に全部在来線で行くと死ぬほど時間がかかるのでもうやりたくないが、新幹線よりちょっとだけトータルで時間がかかる飛行機くらいなら特に負担でもなんでもない。
大きな荷物がある人も階段が多くエスカレーターやエレベーターが少ない新幹線の駅よりも空港のほうが預けてしまえば目的地まで持っていってくれるので楽チンだ。
東海道新幹線では先日から大型手荷物を車両の端に置くサービスを始めたが事前予約なしで持ち込むと有料。しかもセキュリティ的に非常に不安でロックをかける設備などはない。
というかこの特大荷物スペースつき座席は要するに車両の端にある空間とその前の席をセットで予約しなければならない。
で、この席昔は著者もよく予約していたのだが揺れが一番ひどい席なのでせっかくの新幹線の快適性をそこなう。
JRのいう特大手荷物は国際線で追加料金が発生するサイズ、と言っているので普通の大きさのスーツケースならこの席を予約する必要はない。
なので結局飛行機で預けられる荷物程度なら新幹線でも特に気にする必要はない。
しかしシンプルに乗り降りの際に荷物を持たなくていい、ホームの上下で荷物を煩わしく思わなくていい飛行機のほうが著者は最近好んで使っている。
結論:飛行機がいいけど場合によっては新幹線
やっぱり新幹線を使ったほうが帰省には楽なのだ。
飛行機だと乗り換えが増えるし直前に予約すると高い。
予定が決まっている時は飛行機のほうがいいが急な予定には新幹線のほうがいい。
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