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ステルス戦闘機って必要なのか

どーもたまにミリタリーな話題を書きたくなる男……

ずいぶんと前にF35を導入するのは仕方ないという記事を書いてそこそこ反応をもらった。

今でもF35を導入するのは仕方ないと思ってはいるが、最近思っているのがステルス戦闘機って必要かということだ。

世界的に必要かどうかではなく、日本にとって必要かどうかを考えると非常に難しい。

というわけで今回は日本の防衛戦略から見てF35に限らずステルス戦闘機全般は必要なのかどうかを解説しよう。

ステルス能力自体ははっきりいって不要

ステルス能力はものすごく簡単に言うとレーダーに映りにくくするする能力のこと。

レーダーの能力は日々進化しているので、かつてであれば高高度や超低空での侵入をすればレーダーに映らずに対象へ接近できたが、現在はそれも難しい。

とはいっても完璧に映らないわけではないので、高高度侵入などと組み合わせて実施する。

まぁ最新のステルス機が性能を生かして実戦投入されたことなんかないんやが……

平和でいいことや

いやそういうわけでもない

ステルス性能は最新の戦闘機にはこぞって採用されている機能だが、日本が専守防衛を国是と掲げている以上は必要ない。

敵のレーダーにひっかからないも何も、そもそも航空自衛隊は敵のレーダー圏内へ赴くようなことは想定されていないのでそんな性能不要である。

たしかに隣国との防空識別圏が被っている部分はあるが日本国は交戦権を持たないので、やられた時は追っ払う程度の軍事行為しか許されていないのだからそもそもレーダーを掻い潜ってどこかを攻撃すること自体ありえないのだ。

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防空識別圏とは、簡単に言うと未確認機や敵機が領空ではないもののそのまま行けばそこを侵犯しかねない近隣を飛行している場合にスクランブルなどをするかどうか判別するエリア。防空識別圏に入ってきた時点で基本的にはスクランブル、領空に入られる前に警告して離脱を促す。

むしろない方が都合がいい部分すらある。

ステルス性能がない方がいい理由

先ほどステルス機が実戦投入されてないという話があったが、決して戦闘に参加していないわけではない。

軍事力は抑止力としての側面が大きいので使われなくても存在意義は十分にあるのだが、ステルス機があまり実戦投入されないのは別の理由がある。

原因はそのハイスペックすぎる機体そのものと高すぎる価格だ。

どんなに優秀なパイロットと組み合わせたとしても戦闘機は撃墜されることもあるので、堕ちた機体から情報が流出してしまう。

ステルス戦闘機は国家機密の塊のようなものなので間違っても敵地で撃墜されましたなんて大問題になる。

さらにいえば整備が複雑すぎる。

そもそも戦闘機の整備は複雑怪奇で、なおかつ完全に国産ではないので外国技術も多く入っている。

その外国技術は一部にブラックボックス化されたものもあるためうかつに手が出せない。

なので不具合があっても簡単にオーバーホールができずに原因究明すらままならず稼働率を下げざる得ない。

これがステルス戦闘機になるとブラックボックス化されている量が段違いなので拍車がかかることになる。

値段高すぎ

F-15戦闘機を一機100億円といってドン引きしている人がいるがいま日本が導入しているF-35はそれよりもだいぶ高い。

そんな超お高い最新のステルス戦闘機を実は日本はすでに1機失っている。

訓練中に発生した事故のようなものなので止むを得ないが、それでもやはりその時は大いに話題になった。

というか墜落した地点が太平洋側だったからよかったものの、日本海側や南の海上だったらさらに大問題になっていただろう。

隣の国とかがさ……残骸回収しようとするよ

日本の防衛戦略的に不適格

ステルス性能が国防戦略に不必要なだけでなく、それ以外の性能も不適格だ。

日本の国土は狭いが防衛ラインは縦に繋げるとアメリカの西海岸の長さと同じくらいの距離がある。

これによって問題になるのは戦闘機の航続距離だ。

戦闘機は普通の旅客機に比べて燃費がかなり悪い。

F-35の航続距離が約2000kmなのに対して、いちおう国産のF-2戦闘機は倍の4000km。

日本の防衛事情に合わせて作られたF-2は航続距離がとても長い。

まさかこの時代に空中でドッグファイトするようなことはないとはいえ、日本にはあちらこちらに航空自衛隊の基地があるわけではないので航続距離は長い方がいい。

載せれる武装が少ない

ステルス機とそれまでの戦闘機の大きな違いとして武装が露出しているかどうかという点がある。

燃料タンクやミサイルなどが露出しているとその分だけ気流が乱れる。

またミサイル自体に加工をしていなければレーダーの電波を跳ね返してしまってせっかくのステルス性能が無駄になる。

なのでほとんどのステルス戦闘機では武装の全てが覆われた状態で保管されている。

発射される時にキャノピー(カバー)が開いてミサイルなどが出てくる仕組みだ。

一応露出したまま運用できるが、それだとステルス性能を全く使えず完全に無駄にしてしまっているのでだったらステルス機なんて使わない方がいい。

開発国のアメリカ自体が違うものを導入しようとしてるのに

アメリカというのは非常にわがままな国である。

F-35を押し売りしてきたかと思ったら自分たちの中では「高いし機密まみれだから他のにしね?」とか本気で言ってるのだ。

アメリカはF-15を近代化改修したものを導入しようと検討している。

F-15は世界中に輸出されたメガヒット商品でアメリカ軍でもたくさん使われている。

通称イーグルと呼ばれる戦闘機に対地攻撃力もつけたF-15Eストライクイーグルまであり、アメリカはこれをさらに近代化したF-15EXを導入しようとしている。

このF-15Eは日本は導入していないものの隣の国やサウジアラビアなどで輸出もしており信頼性も高い。

なによりそもそもF-15は空対空戦闘力が極めて高いが対地能力をつけると普通、運動性が落ちて対空戦闘力は落ちるのだが、ポテンシャルが高かったために他の戦闘機よりも十分に強いとすら言われている。

ええやん日本もそれを導入しよう

周りを海に囲まれてる日本に対地攻撃力とかとりあえずいらんて

日本に必要なのは対空と対艦攻撃力

日本は海洋国なので陸軍戦力よりも海軍と空軍力を強化しなければならない。

現代戦においては艦船同士でどんぱちやるよりも航空機で敵艦船を打撃、飛翔体に対しては艦船からの迎撃ミサイルで対応するのが望ましい。

戦闘機じゃ弾道ミサイル撃ち落せん

そもそも核弾頭を乗せた弾道ミサイルは撃たれた時点で終わりなのだが、それはおいとこう。

気になる場合はEMPで調べてみよう

ステルス戦闘機もF-15Eも対艦攻撃力は別にそこまで高くない。

F-2はむしろその辺りを極めて強化しているので対艦能力だけなら近隣諸国の中でも引けを取らないレベルだ。

というか対艦ミサイルを装備しようと思うとステルス機の外に取り付けざる得ないだろう。

だったら本当になんのためのステルス性か。


いらないとまでは言わないけれどももっとやるべきことがある

航空自衛隊の稼働率は極めて高い。

F-15の稼働率が9割もあると言うから驚きだがこれも近年は8割に下がりつつあるとも言える。

とは言っても隣の国や独国よりはずいぶんと高い。

隣の国の軍事力は空軍が一番ましなのにそれでもお笑いレベルなので、我が国が仮想敵国なのは片腹痛い。

この記事では一応「日本がF-35を導入するよりも他の機体なんとかしたほうがいい」という趣旨の記事だがお隣の国は「F-35導入する前に整備の練習からすれば」という状況なので我が国は隣国を仮想敵国にする必要はないだろう。

個人的にすごく残念なのはF-2の後継機を決める計画に純国産戦闘機がなくなっていることだ。

別に国粋主義ではないけれど防衛産業は自国生産できるに越したことはない。

隣の国はハリボテばっかり作っているが我が国は作ったこともないので、というか作っても輸出できないので儲からない産業ではあるのだがロマンがあるじゃないか。

X-2、通称心神もなんだかんだいいつつステルス機なのだがもちろん日本の事情に合わせて作られているので他よりはましだ。

しょうもないことばかりいっても仕方ないが本当に心神のデザインは見惚れるものがあるのだ。

悲しいことに航空機メーカーを抱えない国が単独で戦闘機開発をするのは極めて難しい。

まして日本は武器輸出三原則があるために、仮に素晴らしい戦闘機を作ったところで第三国へ販売できない。

売れなきゃ儲からない。

死の商人の仲間入りをするのか。どうするか。みものである。

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