LINE@でもどーも、顔デカです。
ちょっと前の話になるがLINEはLINE Payをクレジットカードで有名なVISAと提携すると発表した。
以前からVISAブランドのクレジットカードを今年夏頃に登場させるとしていただけに、内容はそのクレジットカードの詳細だろうと思っていたら実はそうでもなくて驚いた著者だ。
ただ驚いたのはどちらかといえば「本気で言ってるのか?」ということであり、別にサービスの内容が突飛だったとかそういうことではない。
しかしまぁ著者もまだまだ情弱だなぁと思うのが、すでにLINEはアプリの中にそのサービスを提供するための布石を打っていたのだ。
今回は著者が良く使う「LINE Payが今後どのようになっていくのか」未来予想図を描いていこうと思う。
LINE PayはなぜVISAと提携するのか
PayPayに完敗してるLINE Pay
現在LINE Payははっきりいうが割と初期からサービスを展開していた割には話題性や利便性の面においてPayPayに負けている。
原因は複数あれどもその1つの大きな要因に「クレジットカードでの支払いができない」というところだ。
PayPayは制限がつくもののクレジットカードからのチャージができたり、Origami Payではクレジットカードを直接紐づけてチャージなしでそのまま決済している。
これに対してLINE Payはクレジットカードを登録することはできるものの、使う場面はLINEモバイルを契約していなければ皆無と言って良い。
LINE PayがVISAと提携する思惑とは
これを打開するためにLINE PayはVISAと提携してVISAブランドのクレジットカードを登録してそのまま決済可能なシステムにするということらしい。
正直著者は別にチャージした方がお金の出入りを肌で実感できると思っているので大したメリットではないと思っているがLINEの思惑はおそらくここではない。
加盟店の少なさを解決する秘密兵器
1つ目の「加盟店の少なさ」だが、もはやLINE Payが使えるところは何かしらほかのコード決済も使えることが多い。
それがPayPayであったならば何の差別化にもならない。
これがなぜVISAと提携することで解決するかというと発表の中で「VISAの加盟店でもLINE Payが使えるようになる」とあり、ここから読み解くともちろんVISAはクレジットカードのブランドなので物理カードがなければ決済端末を通すことができない。
しかしVISAにはもう一つの決済手段があり、それが今日本以外の国々ではメジャーになりつつある「コンタクトレス決済・payWAVE」だ。
これはおサイフケータイに使われているFeliCaとかなり似た技術のNFCを使った決済方法で、決済端末にスマホやカードをかざせばこれで決済が完了する。
日本ではまさにおサイフケータイ、Suicaと同じようなイメージだが、FeliCaは日本でしか通用しない規格なので世界的に見るとこのコンタクトレス決済の方がメジャーだ。
これをLINE Payにも導入すれば……
ついでに海外進出も果たせるという一石二鳥
もう一つの「海外への進出」だが中国は別として海外ではまだコード決済やもちろんLINE Payはほとんど浸透していない。
クレジットカードのように海外でもそのまま使いたいという需要を満たすことが今のままではできない。その需要がどれだけあるかは未知数だが。
これをコンタクトレス決済に対応させることで一挙に解決できるというわけだ。
LINE Payの思惑に対して著者が思うこと
変な話、日本ではFeliCaを使ったiD、QUICPay、Edy、nanaco、WAONがすでに浸透しており、最近発行されたクレジットカードではコンタクトレス決済に対応した規格になっていることが多いもののやはりまだ肝心の「使える店舗があまりにも少なすぎる」という問題がある。
著者の知る限りコンタクトレス決済がまともに使えるのはマクドナルド、ローソン、IKEAくらいだ。
マクドナルドがLINE Payを導入するかどうかは不明だが、バーコードリーダーはあるので導入しようと思えばできる状態にはなっている。
はたしてこの問題をLINEは一体どのように解決するのであろうか。